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掛布雅之氏 阪神淡路大震災から30年、殿堂入りのメッセージ胸に刻む「新しい一歩を踏み出していきたい」

スポニチアネックス / 2025年1月16日 15時34分

会見する掛布氏 (撮影・白鳥 佳樹)

 野球殿堂博物館は16日、今年の殿堂入りを発表。競技者表彰のエキスパート部門では、通算349本塁打で「ミスタータイガース」と呼ばれた元阪神の掛布雅之氏(69)が選出された。

 掛布氏は昨年、当選必要数にわずか2票足りずに殿堂入りを逃したが、今年は有効得票数145票のうち111票を獲得。得票率76.6%で殿堂入りを果たした。

 「野球というスポーツは一人でできるスポーツではありません。15年間、タイガースで野球をやらせていただき、素晴らしいチームメートに恵まれ、球団のサポートもあり、ファンの温かい声援があって今ここに立っているんだと思います」と掛布氏。王貞治氏、長嶋茂雄氏に憧れて野球を始めたといい、1985年の日本一の経験を「凄い良い思い出です」と笑顔で振り返った。

 「明日は阪神淡路大震災から30年目を迎えます。能登半島沖地震から1年経ちますが、まだ苦しんでおられる方がたくさんおられると聞きます。この殿堂入りのメッセージは、子供たちを笑顔にする、街を笑顔にする活動をもっともっとやっていきなさいと、殿堂入りが僕に言ってるのではないかと感じております。その思いを大切に新しい一歩を踏み出していきたいと思います」と語った。

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