照ノ富士の休場理由は右膝痛と腰 師匠の伊勢ケ浜親方が明かす

照ノ富士

　大相撲初場所5日目から休場した日本横綱・照ノ富士（33＝伊勢ケ浜部屋）に関し、師匠の伊勢ケ浜親方（元横綱・旭富士）が16日取材に応じ、「（休場理由は）右膝と腰。右膝は場所前に水がたまっていた」と明かした。2場所連続全休明けの今場所は4日目まで2敗を喫していた。

　照ノ富士は6日の稽古総見で実戦稽古を再開していたが、「総見で腫れてしまった。右膝が腫れて曲がらない。かばっているうちに腰にも影響が出た」と師匠は説明。その後も7日の出稽古などで出場にこぎつけたが「巡業で稽古したが、稽古が足りなかった。間に合わなかった。本人が体調が良いというので出させたけど…」と分析した。

　翔猿戦に敗れた4日目の夜。横綱から休場を申し出たという。今後については「再出場はない。花相撲も考えられる状態ではない」と見通しを述べるが、進退に関しては言及しなかった。