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黒沢あすか 凜とした美しさの秘訣は「腸活」 毎朝自作ヨーグルト、主食は雑穀米 欠かさず食べて快適に

スポニチアネックス / 2025年1月17日 5時2分

<「だから元気」黒沢あすかインタビュー>古民家の縁側でくつろぐ黒沢あすか(撮影・沢田 明徳)

 【だから元気!】 著名人に健康や元気の秘訣(ひけつ)を語ってもらう企画「だから元気!」。今回は、スクリーンデビュー35年を迎えた女優の黒沢あすかさん(53)です。話題のドラマや映画などに引っ張りだこの日々。凜(りん)とした美しさの秘訣は「腸活」と教えてくれました。 (構成・西村 綾乃)

 これまでいろいろな健康法を試してきました。20年ほど前に、テレビで「腸と脳はつながっている」と聞き、腸活を意識するようになりました。最初は市販のヨーグルトを食していましたが、子供の頃に親が自宅でヨーグルトを手作りしていたことを思い出し、自作するようになりました。

 2022年の初めごろにヨーグルトマシンを購入。以降は、気軽に作ることができるようになりました。作り方は簡単。メーカーが販売している手作りヨーグルト用の種菌を、市販の牛乳に混ぜ、マシンの中に入れて発酵を待つだけ。24時間ほどで完成します。

 何度か作っていて気がついたのは、牛乳で味が決まるということ。たどり着いたのは出身地の神奈川県藤沢市にある近藤乳業の「近藤牛乳」。私が好む少し硬めのヨーグルトを作ることができる“推し”の牛乳です。

 出来上がったヨーグルトは、毎朝家族でいただいています。黒豆やきな粉、クランベリーやレーズンなどを、その日の気分でトッピング。欠かさずに食べるようになってから、快適に過ごすことができています。

 3人の息子は、25歳、18歳、16歳になりました。男の子は食欲が旺盛です。40歳の時に主演舞台の稽古中に倒れ、医師から突発的末梢(まっしょう)性めまい症と診断されましたが、食生活を大きく変えることは難しくて。でも三男が高校に進学したことをきっかけに、思い切って主食を白米から雑穀米に切り替えました。最初は「プチプチする」と口当たりが慣れなかった息子も、今では何も言わずに食べています。実家から送ってもらっているニンジンなどの無農薬野菜は、強い香りがして、何よりも季節を感じることができます。

 自分の心と体に耳を傾けられるようになったのは、母親業が一段落したことが大きいです。子供たちが成長したことで、自分自身に目を向ける時間が増えました。庭で土いじりをするのも良い気分転換になっています。今の時季は葉ボタンが見頃。いてついた空気の中で輝く、和色を見ると「すてきだな」と心が落ち着きます。

 1990年に「ほしをつぐもの」でスクリーンデビューしてから、今年で35年。ライバルが多く、役をもらうために競争率が低かったエキセントリックな女性を演じることが多かったんです。でも2010年に出演した「冷たい熱帯魚」を最後に奇抜な役を封印して、元々やりたかった「内面を表現すること」を追求するようになりました。16年に出演した「沈黙―サイレンス―」ではマーティン・スコセッシ監督から、「目から言葉が聞こえてくる」と思わぬ評価を頂きました。これからも人の奥底にある心情を、静かに演じていきたいです。

【17日公開映画「敵」で夫婦で風呂のシーン】

 映画「敵」(17日公開)で長塚京三(79)が演じる主人公の妻を演じた。元大学教授の夫を残して旅立つが、生前にしてほしかったことを伝えるため、夫の前に現れる。一緒に風呂に入りながらチクリと刺すシーンは「最も演じたかったところ」。満ちた湯に身を沈め、夫と向き合った時、「水の力を感じた」と明かし「湯船の中に夫婦が歩んできた人生が染み出ている」といとおしんだ。筒井康隆氏の同名小説が原作。吉田大八監督が全編モノクロに仕立てた作品は、第37回東京国際映画祭で「東京グランプリ」など3冠に輝いた。

【日々の敵は「カーナビ」】

 映画「敵」は、穏やかな日常を送る主人公に「敵がやって来る」というメッセージが届いたことをきっかけに、平穏が乱れていく。黒沢の日々を脅かす存在は「カーナビゲーション」ときっぱり。自分で車を運転して撮影現場に向かうことも多く、出かける前には、スマートフォンにダウンロードした道案内アプリと、カーナビに目的地を入れルートを確認するが「私の頭の中にあるルートと違うことが多い」と不満げ。指示外の道を行くと「しつこく“戻れ”と知らせてくる。戦いが始まります」と意外な一面を見せた。「最終的にはナビを無視して、思う道を行くと到着予定時刻の15分前に着く」と笑う。エンジンを切る際、カーナビに向かって「私が正しかったでしょ!とたしなめるのが常」といたずらっぽく笑った。

 ◇黒沢 あすか(くろさわ・あすか)1971年(昭46)12月22日生まれ。神奈川県出身の53歳。子役として芸能活動を始め、90年に映画「ほしをつぐもの」でスクリーンデビュー。2002年の主演作「六月の蛇」で第23回ポルト国際映画祭の最優秀主演女優賞受賞。10年の「冷たい熱帯魚」で第33回ヨコハマ映画祭の助演女優賞に輝いた。ドラマ「あすなろ白書」などで印象的な演技を見せている。テレビ朝日系ドラマ「フォレスト」(日曜後10・15)に出演中。

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