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【毎日映画コンクール】越山敬達 15歳、夢も体もまだまだ伸び盛り「良い作品に巡り合えて幸せ者」

スポニチアネックス / 2025年1月17日 5時2分

<毎コン・スポニチグランプリ新人賞>ハイドロブレーディングを摸したポーズを決める越山敬達(撮影・白鳥 佳樹)

 ◇スポニチグランプリ新人賞「ぼくのお日さま」

 2024年(第79回)毎日映画コンクールの各賞が16日、決定した。スポニチグランプリ新人賞には奥山大史監督(28)の「ぼくのお日さま」に主演した越山敬達(15)が選ばれた。日本映画大賞は三宅唱監督(40)の「夜明けのすべて」が射止め、監督賞、ファン賞と合わせて3冠に輝いた。

 撮影時から身長が10センチ以上も伸びて、現在1メートル72。伸び盛りを地で行く新星は「良い作品に巡り合えて幸せ者だと思うし、ぼくを支えてくださった方々にお礼というか、感謝というか、そういう気持ちでいっばいです」と喜びを口にした。

 吃音(きつおん)があるタクヤを自然体で演じた。夏は野球、冬はアイスホッケーの練習に励む小学6年生。アイスホッケーのパックを腹に受けて練習を休んでいたある日、リンクでドビュッシーの「月の光」に合わせて華麗に滑る少女さくら(中西希亜良)の姿に胸をときめかせる。

 タクヤとさくら、そんな2人にアイスダンスを勧めるコーチ荒川(池松壮亮)の3人の出会いと別れを描いた、ちょっぴり切ない恋の物語だ。日常をただ切り取ったような映像がみずみずしい。

 フィギュアは幼い頃にたしなんだことがある。「(劇中)最初はへたっぴですが、実はわざとで…」と笑う。徐々に上達していく過程を巧みに表現してみせた。

 「タクヤは100%ぼくです」と言い切る見事な同化。奥山監督の狙いがハマった証で、「ぼくと中西さんは台本を渡されませんでした。ぼくたちに自然体でいてもらうためだったと思うのですが、その分、現場で池松さんにリードしてもらいました」と感謝する。

 湖上で3人で滑るシーン。天然リンクでの楽しそうなダンス場面は、飛びっきりの素材を最大限生かしたいという監督と池松の思いがリンクした象徴的なシーンとなった。

 昨年5月にはカンヌ映画祭も体験。公式上映後の総立ちの拍手。「ちょっとおこがましいですけど“来てよかった。ここにいる人たちに認められてるんだな”と感動しました」と目を輝かせる。

 次世代を担う事務所のユニット「EBiDAN NEXT」のメンバーでもある。「この素晴らしい賞に恥じないように俳優としても頑張っていきたいし、アイドル活動も両立させたい」と意欲的。「欲が出ました。次は助演賞」と15歳の夢は広がる。 (佐藤 雅昭)

 ◇越山 敬達(こしやま・けいたつ)2009年(平21)4月21日生まれ、東京都出身の15歳。23年ドラマ「天狗の台所」(BS―TBS)で初めて連続ドラマのメインキャストを務めた。映画は「スイート・マイホーム」「かぞく」(23年)などに出演。幼稚園の年長で所属する事務所にスカウトされて芸能界入り。今春高校受験で目指すは両立。

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