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【毎日映画コンクール】池松壮亮が高めた作品力 ベテラン視点で新人2人を優先「自分のことよりも」

スポニチアネックス / 2025年1月17日 5時2分

<毎日映画コンクール助演俳優賞>笑顔でインタビューに応じる池松壮亮 (撮影・白鳥 佳樹)

 ◇助演俳優賞 「ぼくのお日さま」

 「ぼくのお日さま」で池松壮亮(34)が助演俳優賞を射止めた。越山敬達、中西希亜良という新人の力を引き出したのも池松に負うところが大きい。

 「奥山さんはじめ、とてもいいチームがそろい、カメラの後ろで、大人たちみんなが導くようにあの2人に接していたんです。2人が輝くことが作品力に直結すると思ったので、自分のことよりも2人のことを考えている時間がコーチという役を高めてくれるだろうと思いました」

 コーチらしく滑れるまで2年はかかると言われたフィギュアを半年間で形にした。「最後の方はほぼ毎日のように練習。7年(フィギュアの)ご経験がある奥山監督は自分でカメラも回すので、ぼくも滑れた方が映画にとっていいはずと思って頑張りました」

 ケガのために選手の夢を諦め、若葉竜也演じる“恋人”の元に戻ってくる。「一時代前にマイノリティーアイデンティティーを持っていて、彼に沈黙があることが演じる上で非常に重要だったと思います」と役を煮詰めていった。

 米映画「ラストサムライ」でデビューしたのは13歳。自らも子役出身だけに、若い2人が日々変化していく姿に優しい視線を向け続けた。脚本、監督に加えて撮影、編集まで手掛けた奥山監督も年下だ。新しい才能の出現に舌を巻き、「(二刀流の)大谷が出てきましたからね」と時代の変化を実感。「良い映画作りを目指す。そこさえぶれなければいい」とエールを送る。

 23年9月に独立。「日々社会勉強」と話す池松にとって励みの勲章となった。

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