トヨタ自動車の最速155キロ右腕・後藤凌寿 入社2年目の今季「2大大会で先発して優勝に貢献したい」
スポニチアネックス / 2025年1月17日 11時1分
トヨタ自動車の最速155キロ右腕、後藤凌寿投手(22)が、入社2年目となる今季へ向けての意気込みを明かした。
「昨年は2大大会で中継ぎで登板させていただきましたが、今年は2大大会でともに先発として投げて、優勝に貢献したいと思います」
四日市商(三重)、東北福祉大へ経て入社した昨季のルーキーイヤー。一躍、注目を集めるきっかけとなったのは、2大会ぶり7度目の優勝を決めた日本選手権だった。初登板だった2回戦のNTT東日本戦で自己最速を3キロも更新する155キロをマーク。準決勝のJFE西日本戦でも150キロ超えを連発して2回無失点に封じ、2大大会での初勝利を挙げた。
「先発で投げるためには、三振を取れるピッチャーにならなければいけない。1年目からの課題である落ちる球をマスターしたい」
最速155キロを誇る直球と、縦回転のスライダーが投球の軸。リリーフであればこの2球種で十分に通用したが、チーム内の激しい競争を勝ち抜き、先発陣の一角に食い込むにはもう1種類必要となる。そこで、今オフに取り組んでいるのがスプリット。完全習得へのヒントを得たのは、JABA選抜の一員として参戦した昨年のウインターリーグ(台湾)だった。
「北海道ガスの村上(大芽)さんと、大阪ガスの大宮(隆寛)さんから助言をいただき、ありがたかったです」
2人の先輩からは握り方や、リリースの仕方を教わった。従来は実戦での投球を控えていたが、同リーグでは積極的に試投。第3の球種としてメドを立てられれば、投球の幅は格段に広がり、視界は一気に開けてくる。
「スピードにこだわりはありません。それよりはキレであったり、回転数であったりをそれぞれ高めていきたい」
直球を磨く上で、最高の教材となるのが、トヨタ自動車のエース・嘉陽宗一郎だ。肘を曲げた状態で、小さな動作でトップをつくるショートアーム。後藤自身も投手を始めた頃からこの投げ方で、練習中は嘉陽のフォームに目を凝らす。並行して胸郭の柔軟性を高めるトレーニングにも着手。上半身のしなりを手にすることができれば、まだまだ伸びしろはある。
プロ解禁となる今季は、社会人屈指の投手としてドラフト戦線をにぎわせるだろう。それでも、後藤は謙虚に同じ言葉を繰り返す。「一番はチームの勝利、優勝に貢献すること。そこ(ドラフト)は意識しません」。まずは先発の座を勝ち取り、23年以来2年ぶりとなる都市対抗優勝に全精力を注ぐ。
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