富田望生が神戸で涙の初日あいさつ 阪神大震災題材の映画で主演、発生時刻に「長田で黙とう」
スポニチアネックス / 2025年1月17日 13時45分
阪神淡路大震災の発災からちょうど30年を迎えた17日、震災映画「港に灯がともる」(安達もじり監督)が公開され、主演の女優・富田望生(24)が神戸市内で初日舞台あいさつに登壇。「1月17日にこうして神戸でごあいさつできてることに感謝しています」と涙ながらに語った。
95年1月の阪神淡路大震災の翌月に神戸・長田区で生まれた1人の在日コリアンの女性、灯(あかり)の成長を描く物語。自身の出自、親から聞かされる震災の記憶との板挟みになって「双極性障害」を発症。そんな中、心のケアと出会ったことがキッカケで、自分の心と向き合い、希望を見出していけるようになる。
富田は映画初主演。難しい役どころを演じての作品が震災30年の日に公開となり、感無量の面持ち。あいさつ冒頭から涙を浮かべ、何度も声を詰まらせて「ものすごく抱きしめていた作品。こんなに見送る(公開する)のが寂しいものなのかと思いながら過ごしてきました。初日を迎えられてうれしい。寂しく思える作品を作れて幸せです」と肩をふるわせた。
神戸での1カ月半の撮影を振り返りながら、撮影で一番難しかった場面として最後の最後、エンドロールのシーンを挙げた。安達監督から「これまでの灯の人生を5分という時間で表現して、と言われた」。ほとんどの場面が取り直しせずに1テイクで順調に済んだ撮影も、このシーンは「違う。もう一度」と指摘され「ちょっと言い合いになりました」と富田も苦笑いしたという。
この日は、神戸・長田で地震発生の「午前5時46分」を迎えた富田。「今朝、長田で黙祷させていただいて。私が生まれる前の出来事ですが、それでも考え、想像して思いを馳せる時間というのはとても大切だと思いました」。長田では小さな子どもが描いた絵などに触れ「希望という言葉で表せない温かさが充満した時間でした」と自身にとって貴重な神戸での日々を思い起こしていた。
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