西武 元エンゼルス・ネビン監督の息子タイラーを獲得 3A通算42発 広池球団本部長「中軸を任せたい」

22年、息子のタイラー・ネビンとメンバー表を交換したフィル・ネビン監督代行

　西武は17日、新外国人としてアスレチックスからFAとなったタイラー・ネビン外野手（27）を獲得すると発表した。背番号は26。

　大谷がかつて所属したエンゼルスで22年途中から23年に指揮した元監督のフィル・ネビン氏（53）を父に持つ右の強打者だ。アスレチックスに所属した昨季は87試合に出場して7本塁打、メジャー通算では192試合で打率.204、12本塁打、49打点を記録。3Aでは通算4シーズンで256試合に出場して打率.277、42本塁打、163打点だった。

　1メートル93、102キロと大柄な体格で、右投げ右打ちのネビンは、球団を通じ「入団することが決まり、とてもうれしく思っています。2025シーズンをライオンズファンの皆さんと共に戦えることが今から楽しみで待ちきれません！」とコメント。広池浩司球団本部長は「広角に打てる打者です。日本で飛躍したいという思いが強く、セデーニョと共に中軸を任せたいと思っています。まだ27才と若く、今後もさらなる成長が期待できます」とコメントした。

　昨季最下位の西武はチーム打率・212、60本塁打、350得点がいずれもリーグ最低に終わり、昨年12月には課題の4番候補として前オリックスのセデーニョを獲得。さらなる打線強化策として15年ドラフト1巡目でロッキーズに入団し、メジャー通算12本塁打のネビンを調査してきた。27歳と若く一、三塁に加えて左翼と右翼もこなす。近年、外野のレギュラーを固定できていないチーム事情もあり、補強ポイントと合致した。