琴桜5連敗…取り直しも敗れる 綱獲りの豊昇龍が1敗死守 関取最年長の玉鷲が初黒星 全勝は3力士

＜大相撲初場所6日目＞取り直しの末、熱海富士（右）に極め出しで敗れる琴桜（撮影・藤山　由理）

　◇大相撲初場所6日目（2025年1月17日　東京・両国国技館）

　大相撲初場所は17日、東京・両国国技館で6日目の取組が行われ、綱獲りを狙う大関・琴桜（27＝佐渡ヶ嶽部屋）は西前頭2枚目・熱海富士（22＝伊勢ヶ濱部屋）と対戦。物言いがつき取り直しとなった一番でも熱海富士にきめ出され、5連敗となった。

　1度目の取組は序盤から四つ相撲となり、熱海富士が琴桜を土俵際へ寄り切った。軍配は熱海富士に上がったが、琴桜の右足が出る前に審判が手を挙げたため、取り直しとなった。

　結びの一番では、今場所から大銀杏（おおいちょう）を結った大関・大の里が東前頭4枚目・正代を寄り切り、3勝3敗とした。

　琴桜と同じく横綱昇進に挑む大関・豊昇龍は、東前頭3枚目・豪ノ山と激突。前日は初黒星となったが、立ち合いから攻め続け、送り出しで勝利。5勝目を飾り、1敗をキープした。

　関取最年長40歳で5連勝中の玉鷲は、37歳の西前頭8枚目・宝富士に送り出され、今場所初黒星を喫した。

　6日目の取組を終え、全勝力士は王鵬、千代翔馬、金峰山の3人。