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日本新薬・若林将平 危機感募らせて挑む4年目 右の長距離砲は「シーズンを通して活躍できる選手になる」

スポニチアネックス / 2025年1月18日 11時1分

日本新薬・若林将平外野手(日本新薬提供写真)

 日本新薬・若林将平外野手(24)は、危機感を募らせながらシーズンへと向かう。今季が入社4年目。昨秋の日本選手権をはじめ2大大会では既に3本塁打を放つが、右の長距離砲は改めて足元を見つめ直した。

 「昨年は本当にずっと結果が出なくて悔しい思いをした1年でした。これからどんどん年齢を重ねていく中で、シーズンを通して活躍できる選手にならなければいけない。(過去3年は)経験として試合に出させてもらい、ありがたかった。ここからは実力で残っていくしかないので、練習はハードワークでやっていきます」

 昨夏の都市対抗近畿地区2次予選では全6試合に安打を放ち、打率・409、7打点とらしさを見せた一方で、JABAスポニチ大会、京都大会ではいずれも打率・1割台と本来の姿を発揮できなかった。主要な公式戦に限れば5本塁打した23年から一転、日本選手権のTDK戦で放った1本塁打のみ。「長打も出さないといけないし、率も残さないといけない。そこで迷ってしまった」。チームの中軸として、一発勝負のトーナメントである社会人野球の厳しさを痛感。鎌田将吾監督からは「昨年は期待通りの活躍ではなかったこともあってレギュラーを確約していませんが、4番を打たせたい選手でもある。彼が打てばチームは絶対に勝つので」とさらなる奮起を促された。

 苦しみ抜いた1年ではあったが、新たな気づきがあった。昨年末。慶大の同級生と再会を果たすと、思わぬ言葉をかけられた。「今でも現役バリバリでやってるって、すごいよ」。元日には大阪府八尾市にある父・巧さんの実家に親戚が集結。祖父・建造さん、祖母・千代美さんを囲み、団らんのひとときを過ごした。

 「今までは考えたこともなかったんですが、たとえば今年、東京ドームに出ることで、大学の同級生が試合を見に来てくれれば、彼らが集まるきっかけにもなる。親戚も同じで、これからはそういうコミュニティーも大事にしていきたいと思います」

 打撃を磨き上げるべく、森川欽太コーチは付きっきりで指導をしてくれる。感謝の思いを抱きながら、スイングを重ねる日々。昨年末には神奈川県内に赴き、縦スイングの第一人者である根鈴雄次氏からも指導を受けた。

 「今年はホームラン王を目指して頑張っていきたい。ただ、ヒットの延長というか、ライナーでセンターに打ちにいって角度がつけば、というイメージ。6本ぐらい打てれば」

 昨年12月12日に都内で行われた社会人野球年間表彰式。若林はライブ配信される式典の様子を目に焼き付けた。最も印象的だったのは、5本塁打をマークしたENEOS・村上裕一郎外野手が本塁打王を初受賞したシーン。「今年は自分があの舞台に立ちたい」。社会人野球屈指のスラッガーは誓い新たに、充実の時を刻む。

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