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フジ社長“包み隠し”会見 中居の女性トラブルを知ってて出演継続 23年6月に内容把握も聞き取り行わず

スポニチアネックス / 2025年1月18日 4時12分

会見するフジテレビの港浩一社長

 タレントの中居正広(52)の女性トラブルに関し、フジテレビは17日、同局の対応などを説明する緊急会見を都内で開いた。港浩一社長(72)が明かしたのは、トラブルを2023年6月の発生直後に「認識していた」ということ。中居からもトラブルについて連絡を受けていたと明かした。ただ、その後も中居にレギュラー番組への出演を継続させていた。トラブルを隠蔽(いんぺい)し、番組継続を優先した疑惑も浮上した。今後は新たに設置する「調査委員会」に調査を委ねるとし、港社長は質問に「回答は控える」を連発した。

 東京・台場のフジテレビ本社。港社長を中心に経営陣が5人、富士山の巨大な絵画を背に、神妙な表情で腰を下ろした。

 緊急会見は、2月下旬予定だった定例会見を前倒しにする形で行われた。定例会見は在京の一般紙とスポーツ紙、通信社によるラジオ・テレビ記者会向けだが、この日はNHKと在京民放キー局の記者がオブザーバーとして参加。それでも報道陣は合計19社33人。騒動の大きさを考えると小規模な会見だった。

 昨年末に中居のトラブルが発覚して以降、フジが会見するのは初めて。港社長は冒頭、トラブルに同局幹部が関係しているとの報道があることから「ご迷惑、ご心配をおかけしている」と謝罪。関与は改めて否定した上で、事情説明を行った。

 中居が仕事先の会社に勤める女性とトラブルになったことを同局が把握したのは、トラブル直後の23年6月初旬。女性の様子がおかしいことから社員が尋ねたところ、女性と中居の間で「極めてセンシティブな領域の問題」が起きたことを把握した。「公にせず、他者に知られず仕事復帰したいという女性の意思を尊重し、心身の回復とプライバシーの保護を最優先に対応した」といい、多くの人間がこの件を知る懸念があることから、中居への正式な聞き取りは行わなかった。

 その後、中居からも「女性と問題が起きている」と連絡があった。連絡時期について港社長は「回答は控える」と明かさず。ただ23年6月には中居がトラブルを抱えたことを知っていながら、「まつもtoなかい(現・だれかtoなかい)」の司会から降板させることなく起用し続けた。「唐突に終了することで臆測が生じることを懸念した」と継続を選択し、スポンサーにも報告していなかった。

 ただ、中居の降板や番組終了を決断できるタイミングはあった。改編期は23年秋、昨年春と秋の計3回。昨年1月には共同司会だった松本人志(61)が自身の裁判に注力するため降板。ここで終了させることもできたはずだが、番組名を変えてまで継続させた。

 記者からは「なぜ番組を継続させたのか」との質問も相次いだが「極めて秘匿性の高い事案だった」「女性のケアを優先した」などと回答。ただ、昨年末の報道がなければ、事態を公表することもなく、内々に処理して番組を続けていたとも考えられる。調査委員会の設置も、騒動を把握してから1年半後だ。

 会見前日の16日発売の週刊文春は、同局幹部社員による「女性アナ上納接待」が“常習化”していたと報じた。中居のトラブルに端を発した問題は、局全体への疑惑に広がっている。調査委員会の報告に日本中が注目している。(吉澤 塁)

 ≪株主求めた第三者委ではなく≫港社長は、事実関係や会社の対応について調査を進めるため、第三者の弁護士を中心とした調査委員会を設置すると明らかにした。株主の一つである米投資ファンドと関連会社から第三者委員会の調査を求められていたが、港社長は「現時点で日弁連(日本弁護士連合会)のガイドラインに基づく第三者委員会ではない」とあくまで“調査委員会”であると説明。「なぜ第三者委員会ではないのか、立ち上げ時にお話しできると思います」と話した。

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