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阪神ドラ2・今朝丸はまるで藤浪 平田2軍監督が“オーラ”絶賛 プロ初ブルペンで強烈インパクト

スポニチアネックス / 2025年1月18日 5時17分

力強いボールを投げ込む阪神・今朝丸

 阪神のドラフト2位・今朝丸裕喜投手(18=報徳学園)が新人合同自主トレ第3クール2日目の17日、兵庫県西宮市の鳴尾浜球場で初めてブルペン入りした。捕手を立たせた状態で20球。視察した平田勝男2軍監督(65)は藤浪晋太郎投手(30=メッツ傘下3AからFA)の入団時をほうふつさせるスケールの大きさを絶賛した。同じ高卒、高身長右腕と共通点も多い。強心臓ぶりも発揮した大器が片りんを見せつけた。

 マウンドに立った今朝丸が独特のオーラを放った。プロ入り後初のブルペン入り。捕手役を務めたドラフト4位・町田(BC・埼玉)を立たせた状態で20球。ゆったりとした投球フォームだけでなく、時折クイックも交ぜながら、自身の現在地を確かめた。

 「初めてというところでも、感覚良く、良い回転で投げられた。凄く良かったと思います」

 8割程度の力感で直球のみの試運転だった。それでも投球を見守った平田2軍監督は絶賛。「さすが報徳のエース。初めての傾斜だけど、落ち着いているわな。雰囲気とか、オーラを持っている。これは大事なことやねん」。これまで数々の選手を見てきた名伯楽の脳裏にはある選手の姿が浮かんでいた。

 「(藤浪)晋太郎は(入団直後からオーラが)あったよね。やっぱり(体も)デカかったし。今朝丸もデカいけど、これから体づくりなのでね。じっくり育てることを考えながらやりたい」

 漂うオーラ、そして投手としてのスケールの大きさは藤浪に匹敵する逸材だと見ていた。既に高卒、高身長、右投げなど2人の共通点は多い。外見だけでなく1メートル87の長身から繰り出される角度ある直球の質も、プロ1年目の13年から3年連続で2桁勝利を挙げた藤浪に引けを取っていなかった。

 何より、周囲を驚かせたのは大きなハートだった。ブルペン周辺には20人以上の球団関係者が集結。そこに多くの報道陣も加わり一挙手一投足に熱視線が注がれた。それでも18歳右腕はベテラン指揮官の見立て通り、強心臓ぶりを発揮。落ち着き払うどころか、その状況を力に変えていた。

 「自分的には(見られることへの)やりにくさというのはない。むしろ力が入るというか。良い形で投げられるなという気持ち」

 末恐ろしいルーキーの出現。早くも首脳陣に強烈なインパクトを残した。ただ、平田2軍監督は冷静に「絶対に慌てるなよと。そのへんをスカウトの人たちにもお願いした」と慎重に金の卵を育てる方針を明かした。今朝丸にとってプロでの目標は「200勝」。オーラと強心臓を持つ大器は一歩一歩、着実に歩を進める。(松本 航亮)

 ○…今朝丸が兵庫県高野連の優秀選手表彰式に出席した。受賞した選手15人を代表してあいさつし、「高校で出会った仲間や支えてくれた方々への感謝を忘れず、次のステップでも頑張りたいと思います」と誓った。昨年、報徳学園を春夏連続で甲子園大会出場に導いた活躍が評価されての受賞。開会前には鳴尾浜球場での練習に続いて黙とうし、「プロの世界で活躍し、(出身の)神戸市だけでなく他の地域の方々にも明るい話題を届けたい」と決意した。

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