【NHL】リーグ初！守護神が1試合でゴールとアシストを記録 ペンギンズGKネデリコビッチが快挙

＜セーバーズ・ペンギンズ＞第3Pにゴールを決めてチームメートに祝福されるペンギンズGKネデリコビッチ（中央）（AP）

　北米プロアイスホッケーNHLで、ペンギンズのGKアレックス・ネデリコビッチ（29）が1試合でゴールとアシストの両方をマークするリーグ初の快挙を達成した。

　ネデリコビッチは17日、敵地バファローで行われたセーバーズ戦で40セーブをマークし、連敗を3でストップする5-2の勝利に貢献。攻撃でも第2ピリオド（P）11分43秒にチームの3点目をアシストすると、相手がGKを下げて6人攻撃を仕掛けてきた第3Pの17分18秒、ゴールライン後ろからシュートを放ち、約180フィート（約54.9メートル）先の相手ゴールへ放り込んだ。

　NHLの試合でゴールを決めたGKは史上16人目で19例目。ネデリコビッチは下部リーグのECHLとAHLでもゴールを決めたことがあり、NHLも含めた3つのリーグでゴールを記録した初のGKにもなった。

　ネデリコビッチは少年時代、NHLで計3ゴールのGK最多記録を持つマーティン・ブロデューア（デビルズなど）らのパックさばきに憧れていたという。「パックを扱うのはいつも楽しい。扱い方については、ブロデューアら最高の選手たちをよく見て学んだ」と説明。父親から「パックを受けたらボード周辺に出すだけじゃダメだ、何かやってみろ」と言われてゴールを狙う意識が高まったと明かし、「今はとてもワクワクしているよ」と話した。