【リーグワン】亡き母へ手向けの2トライ 横浜No・8マフィ「チャンピオンになります」
スポニチアネックス / 2025年1月18日 19時10分
◇NTTジャパンラグビーリーグワン1部第5節 横浜47―21相模原(2025年1月18日 神奈川・ニッパツ三ツ沢球技場)
昨季4位の横浜は相模原との神奈川ダービーを47―21で制し、開幕2連敗後から3連勝で白星を先行させた。プレーヤー・オブ・ザ・マッチ(POM)には後半に2トライを挙げた元日本代表のNo・8アマナキ・レレイ・マフィ(35)が選ばれ、「(ボーナスを含む)5ポイント取れて良かった。今日はスクラムが良かったし、ラインアウトも良かった」と喜んだ。
前半35分のチーム2トライ目の前には、突破役としてディフェンス裏に抜け出す力強いボールキャリーで貢献。その後は終始圧倒したスクラムを最後尾で支えると、後半は3分、12分といずれもラインアウトモールで連続トライ。本来はスローイング後にモールの後ろに付くフッカーの仕事ながら、中村駿太が「本当は僕のトライです。書いておいてください」と苦笑いした通り、この日は我を通した。
理由がある。昨年12月、母国トンガに住んでいた最愛の母を亡くした。ちょうどBL東京との開幕初戦当日だったが、悲しみを抱えながらも先発出場。その後、一時帰国して亡骸と対面し、葬儀などを済ませた。第3節で復帰も2試合連続の途中出場で、この日が母を亡くした後は初の先発出場。自然に気合が入るのは当然だった。
「お母さんが亡くなって、戻ってきてなかなか(先発の)チャンスがなくて。ジェイ(シオネ・ハラシリの愛称)がいいパフォーマンスを出していたので、(自分は)インパクト(プレーヤー)で。今回はチャンスかなと思った」
10年にトンガを離れ、花園大入学のために来日。離れて住む家族には仕送りを欠かさず、14年秋に日本代表入りを果たした後は、両親を日本に招待するなど、親孝行を尽くしてきた。14年、23年には選手生命を揺るがす大ケガを負ったものの、奇跡的な回復でピッチに戻れたのは、本人の努力や周囲のサポートはもちろん、強い体に生んでくれた母がいたからこそ。「いろんな思いがある。お母さんは本当に俺のことを良くしてくれた」と、感謝の思いをプレーで体現した。
一時帰国から日本に戻ってきた後、沢木敬介監督から掛けられた言葉で、決意を新たにした。「沢木さんに“今年チャンピオンになって、お母さんへのプレゼントにしましょう”って(言われた)。今年、チャンピオンになります。毎試合、いい試合を見せないと。今日だけじゃなく。お母さんもうれしいと思う」。亡き母への思いが、今季はマフィの推進力となっている。
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