それぞれのドラフト裏話 宮本慎也氏が工藤公康氏にぶっこむ「工藤さん密約じゃなかったでしたっけ？」

工藤公康氏

　BS10の野球トークバラエティー「ダグアウト!!!」が17日午後8時から2時間SPで放送され、元ソフトバンク監督の工藤公康氏（61）が出演。自身が指名されたドラフト会議を振り返った。

　「BSジャパネクスト」から「BS10」にチャンネルが変わり、放送時間も昨年までの木曜午後10時から月曜午後10時に移動となった同番組。今回は20日のレギュラー放送を前にBS10に移ってから初、新年初放送の特番となった。

　その内容は「ドラフト会議SP」で、工藤氏、宮本慎也氏（54）、前田智徳氏（53）、岩瀬仁紀氏（50）と全員が名球会入りを果たしているレジェンドたちが集結。現役日本人選手（MLB含む）の中から全部で11人を指名して2025年最強チームを作ることになった。

　そのなかで、レジェンドたち自身のドラフト指名についてもそれぞれが回想。「（西武の）6位です！」と明るく答えた工藤氏が「僕は行かないって言ってたんで」と続けると、宮本氏から「あれ？工藤さん密約じゃなかったでしたっけ？」と笑顔で危険なツッコミが入った。

　これに番組MCを務めるお笑いコンビ「ますだおかだ」の岡田圭右（56）が「やめてもらえますか！ちょっと！」と慌ててツッコミを入れたが、スタジオは大盛り上がり。

　「社会人（野球）に行く予定だったのが西武に変わった。うちの親父が“行け”って言っただけです」と冷静な工藤氏。

　「最初、僕がプロ野球（選手）になりたいって言ったら、うちの父親が“お前なんかがプロで通用するわけない”って言って社会人に決まったんですけど。ドラフトかかって、根本（陸夫）さんと話をしたらコロッと変わったっていう…。行かないって言ってドラフトかかって。スカウトの人が来たんで、最初はうちの親父が全然。家にも入れず“帰ってくれ”って。（事前に各球団へ）手紙を書いて“行きませんので”って出したんですけど、西武が指名したんで」とし、そこから“球界の寝業師”と言われた根本さんのお出ましで「コロッと」と父親の態度が変わったと明かした。

　これにはすかさず宮本氏が「何があったんでしょうねぇ」と笑顔。工藤氏も「何があったんでしょうねぇ」と笑うと、岡田が「これ以上はやめとこう！」と慌てて制していた。