日本新薬・遠藤慎也 エースとしての自覚を胸に挑む入社2年目 昨秋、日本選手権の悔しさ糧にはい上がる
スポニチアネックス / 2025年1月19日 11時2分
エースとしての自覚を胸に、日本新薬・遠藤慎也投手(23)が今季に臨む。
「都市対抗、日本選手権とも日本一を目標においてやっている。エースとして貢献していきたい思いがあります」
京都翔英、亜大を経て昨年、入社。徐々に頭角を現すと、日本選手権近畿地区最終予選では全3試合に先発して、2完投を含む3勝を挙げる大活躍を見せた。11月下旬から12月上旬にかけてはJABA選抜の一員として台湾でのウインターリーグに参戦。3試合に登板し、15イニングで19三振を奪う快投を見せた。
「今年は先発ピッチャーとしてハイクオリティースタート(7回以上、自責点2以下)を一つのテーマとしたい。力んで投げたストレートは打たれてしまう。力感のないフォームで空振りを取れるストレートを手にしたいと思います」
現時点での最速は152キロだが、こだわるのは球速ではない。昨季の経験から目いっぱいの力で投じる150キロよりも、力みのないフォームで投じた140台中盤の方が打者を差し込めることを知った。脱力した投球フォームからの投球を習得するべく、今オフは土台づくりに着手。体幹の強化や上半身と下半身の連動性を高めるとともに、丁寧なキャッチボールを心がける。
「野球人生のターニングポイントにしなければいけないと思っています。悔しいのもありますが、何もできなかった自分が情けなかった。会社の方もたくさん見に来てくださった中、結果を出さなければいけない」
昨秋の日本選手権1回戦・TDK戦。先発した遠藤は2回に6安打を集中され、6点を失った。「高校、大学を通じて初めての大きな試合。全てが後手に回りましたし、地に足がついていなかった」。1球の怖さを知ったのは無死一塁の場面。2球で追い込みながら3球目の直球を右前打されたことが、その後の大量失点につながった。「内角を攻め切れず、シュート回転して甘く真ん中高めに入ってしまいました」。後半の反撃も及ばず初戦敗退。遠藤にマウンドを託した鎌田将吾監督はこう振り返る。
「私自身、早めに代えておけばという反省もありますし、敗因は私にあります。一方で(捕手の後藤も含めて)2人にとっては初めての京セラドームでの試合。すぐに代えてしまうと成長段階にある遠藤の経験にならない、と。この経験を踏まえ、エースとしてどういう姿を見せてくれるかが楽しみです」
遠藤は敗戦をしっかりと受け止めた上で、言葉に力を込めた。「全国で勝たないと意味がないことを強く感じています」。屈辱の6失点KO劇を大躍進の糧とする。
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