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Bリーグ NBA“参戦” 3分野で協力 目玉は選手育成 30年までに世界最高峰へ5人送り込む

スポニチアネックス / 2025年1月19日 4時47分

<Bリーグ、NBA戦略的提携発表会見>会見に臨むBリーグの島田チェアマン(左)とNBAのウェイン・チャン氏(撮影・小海途 良幹)

 バスケットボールのBリーグは18日、千葉県内で会見し、世界最高峰の米プロ、NBAと提携することで基本合意したと発表した。NBAがリーグ間で戦略的提携を結ぶのは世界初。Bリーグの島田慎二チェアマン(54)は「一緒に選手強化、ビジネス面での成長を加速したい」と語った。

 協力分野は(1)エリート選手育成(2)共同プロモーション(3)物販&ライセンス事業の3分野となる。目玉は選手育成。オフの夏季にBリーグから若手中心の1チーム12人ほどを編成し、米国へ派遣。NBAチームなどとの招待試合への参加をNBA側が後押しする形で話が進む。早ければ今夏から実現し、夢のNBA入りへのチャンスが一気に拡大する。

 島田チェアマンは「河村選手のようなスカウトの目に留まるような選手が出てきてほしい」と語り、横浜から今季、グリズリーズに加入した河村勇輝を参考モデルに挙げる。Bリーグは2030年までにNBA選手5人輩出の目標を掲げており、“第2の河村”の出現が期待される。

 河村は「多くの未来ある選手たちがNBAという舞台を目指せる環境が整うことに心からワクワクしている。これからプロを目指す選手やBリーグで日々努力を重ねる選手にとってこの提携が大きな希望や目標となることを信じている」などとコメントを寄せた。

 今後、具体的な動きが加速するが、共同プロモーションではSNSなどでのタイアップ企画、物販&ライセンス事業ではコラボレーショングッズなどを模索。世界初の提携で日本バスケ界が大きく変わりそうだ。

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