1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. 野球

ロッテ・ドラ5広池 農学部出身の153キロ腕 “もう一つの夢”は畜産

スポニチアネックス / 2025年1月19日 5時33分

左足を後方に振り上げるフォームの広池(撮影・長久保 豊)

 【25年版球界新士録(6)ロッテ5位・広池康志郎投手】牛が大好きな心優しき青年は、畜産という“もう一つの夢”を先送りしてプロの世界に飛び込む。ロッテのドラフト5位・広池は東海大九州の農学部応用動物科学科出身という異色の投手。数多くの名選手を輩出してきた東海大系列だが、農学部出身のプロ野球選手は初めてだ。

 祖父が畜産業を営み、幼い頃から豊かな自然や動物たちと触れ合いながら育った。将来は畜産関係の仕事に就くことを志し、高校も大学も選んだ。名前の「こうしろう」にも「うし」が入っているのは偶然だが、グラブのネット部分に牛をデザインするほどの牛好き。そんな右腕がプロ野球という選択肢を意識したのは大学2年の夏だった。

 「(球速が)150キロ出て…。4年生にプロを目指してる先輩がいて、自分も上のレベルで野球ができるならと思い始めた」。大学入学時に70キロだった体重は、食事とトレーニングで85キロまで増え、球速も最速153キロに。ドラフト会議でロッテから5位指名されると「野球を精いっぱいやり切ってからでも畜産業はできるので」と迷わずプロ入りを決めた。

 年末まで卒論に追われて、十分な練習ができなかったこともあり、新人合同自主トレは「まずはケガをしないこと。キャンプで良いスタートが切れるように準備していきたい」と、じっくり調整していく方針。躍動感のある投球フォームから力強い直球と多彩な変化球を投げ分ける右腕は、数年後に先発ローテーションの一角を担うことを期待される。「試合をつくり、勝てる投手になりたい」と思い描いた。(大内 辰祐)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください