迫田孝也 超大物脚本家との出会いが転機に 「最初に出た作品を超えてない」の言葉に奮起も真意は…
スポニチアネックス / 2025年1月19日 17時29分
俳優の迫田孝也(47)が18日放送のTBS「人生最高レストラン」(後11・15)にゲスト出演。超大物脚本家との思い出を明かした。
鹿児島県出身の迫田は名バイプレーヤーとして知られ、NHK大河ドラマ「真田丸」「西郷どん」「鎌倉殿の13人」、TBS日曜劇場「天国と地獄~サイコな2人~」「VIVANT」「アンチヒーロー」など多くの話題作に出演している。
MCの「極楽とんぼ」加藤浩次が「『真田丸』出た時は緊張しました?一番最初の大河ですよね」と話を振ると、迫田は「そうです。初大河で。凄い緊張したのを覚えています」と振り返った。
脚本は三谷幸喜氏が手掛けており、「矢沢三十郎という役だったんですけれども、撮影が始まる前に“僕の三十郎に恥をかかせるなよ”というメールを頂きまして。まあ発破をかけられたっていうか」と迫田。「それが逆にエネルギーになって。“ああ、もちろんです!”」と奮い立ったとした。
加藤が「三谷さんに見初められたことが、どんどん仕事につながっていったっていうのはありますか」と尋ねると、「あります」と力を込めた。
三谷作品への登場は2008年の「ザ・マジックアワー」が最初だったが「この時僕は小劇場の劇団員をやってたんですけど、そもそも役者を目指して出てこようと思ったきっかけが、三谷さんと一緒に仕事をしようというという目標があったんで」と回顧。
23歳で上京したきっかけは「『12人の優しい日本人』っていう映画を見て、なんて面白い作品なんだと思って。じゃあ僕は東京に出て来たらこの人と仕事をするんだというのを目標に」と思ったためだとした。
「ザ・マジックアワー」の出演は劇団にオーディションの通知が来たため参加することにしたと言い、「1つの役に対して100人以上は」という激戦だった。そこで監督と助監督の会話を即興で演じることになったが「僕は物覚えが良くて。(台本を)覚えちゃって合格というのを頂きました」と明かした。三谷氏に後日合格理由を尋ねたところ「覚えているのが気になった」と言われたという。
その後三谷氏の舞台「酒と涙とジキルとハイド」にも出演したが、この作品が大きな転機に。約8年所属した劇団を退団したものの、オーディションに落ち続けていた頃だったとし「ふと三谷さんのことを思い出して。三谷さんに現状を伝えたら、話があると」とオファーされたのがこの舞台だった。
三谷氏から言われたことで覚えていることを聞かれると、「迫田くんは一番最初に出た作品、『ザ・マジックアワー』、それを超えてなないよ」との言葉を挙げた。
「『マジックアワー』からの他の舞台も出てる時の言葉だったんで、あれ、僕は成長してないのかなってグサッときた時があったんですけど」としたものの「鎌倉殿の13人」出演後、舞台に出た際には「あれは冗談だよ。とっくに超えてるよ」と訂正されたという。
加藤が「冗談何年寝かしてんだよ!」と驚きとともに語ると、迫田は「分かんなく冗談言うタイプなんで。だけどそれが凄くエネルギーになったから。頑張るようになって。絶対超えてやる、超えてやるって思ってその後の作品に取り組んでいたんで、ああちょっと報われたなと思った時がありました」と懐かしんだ。
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