【レスリング】藤波朱理VS元木咲良の五輪王者対決が実現 139連勝中21歳は「やっぱり強い」

元木咲良（右）とパリ五輪王者同士のスパーリングを行う藤波朱理

　育英大レスリング部は19日、高崎市の同大キャンパスにある練習場で、女子米国代表との合同練習を報道陣に公開。昨夏のパリ五輪53キロ級金メダルで、57キロ級への階級変更を表明している藤波朱理（日体大）も参加し、実戦さながらのスパーリングで汗を流した。

　近年、急速に力を付けている育英大は多くの有力選手が在籍しており、藤波は五輪前から定期的に出稽古に訪れている。スパーリングでは米国選手の他にも、57キロ級の桜井つぐみ、62キロ級の元木咲良（ともに育英大助手）と2人のパリ五輪王者とも組み合い、火花を散らした。

　この日、藤波の取材対応はなかったが、久しぶりに対戦したという元木は「やっぱり強い。攻撃のパターンが多く、どこからでもタックルに入ってくる」と舌を巻く。藤波の階級変更で今後は同階級のライバルになる桜井も「（自分自身が）がっつりと練習をしていなかったので、体がきつかった」と苦笑いで振り返った。