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神村学園が3連覇 全国高校駅伝5位の悔しさ晴らした 選抜女子駅伝北九州大会

スポニチアネックス / 2025年1月20日 6時1分

優勝した神村学園のメンバー(前列左から小倉、黒神、野口後列左から有川監督、瀬戸口、堂園、マーガレット)

 ◇第36回選抜女子駅伝北九州大会(2025年1月19日 小倉城歴史の道発着27・2キロ(高校6区間、一般5区間))

 高校の部は18チームが出場し、神村学園(鹿児島)が3年連続6回目の優勝を決めた。4区から首位を守り続け、昨年に続く全体トップで1時間28分15秒の好タイムだった。

 神村学園が今年もゴールへつながる小倉城歴史の道を一番で駆け抜けた。2年連続の全体トップで高校の部3連覇。アンカーを務めた主将の小倉陽菜(3年)は「自分自身もいい形で終われたし、1、2年生もいい形でスタートが切れたと思う」と喜んだ。

 4区の黒神璃菜(3年)が区間新の走りで高校の部の首位に立つと、昨年末の全国高校駅伝を終えて小倉から主将を引き継いだ5区の瀬戸口凜(2年)が躍動。全体のトップの積水化学とは21秒差あったが「自分だったら追いつける」と背中を追った。大会直前にはU20オリンピック育成競技者研修合宿に参加した有望株。最後は昨年同じ5区を走った小倉の助言を生かし、中継所直前でスパートした。全体トップに浮上し、「いい位置で渡せたのは大満足です」と笑みをこぼした。

 小倉は「最後まで出し切るのが瀬戸口らしい」と勇気をもらうと後続の追随を許さなかった。「実業団(一般の部)には追いつかれてもいい」と冷静に走り、歓喜のゴールテープを切った。

 2連覇を狙った全国高校駅伝は5位に終わった。コンディション調整に苦しんだ経験から、鹿児島に戻ってからはうがい、手洗いなど生活面から見つめ直してきた。新チームは高校駅伝でのV奪還を目指す。小倉は「瀬戸口は負けず嫌いで責任感がある子。背負いすぎず、チームメートを頼っていってほしい」とエールを送った。 (杉浦 友樹)

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