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ヤクルト・村上 国内ラストイヤー、優勝必ず!佐々木朗希のひと足早い決断に刺激

スポニチアネックス / 2025年1月20日 5時32分

自主トレで打撃練習する村上(撮影・西尾 大助)

 待ってろ、朗希!ヤクルト・村上宗隆内野手(24)が19日、宮崎県日向市内で自主トレを公開し、ドジャース移籍が決まった佐々木朗希投手(23)に熱いエールを送った。今季終了後にポスティングシステムを使った大リーグ挑戦を球団に容認され、今季が国内ラストイヤー。佐々木との海の向こうでの再会を前に、恩返しとして3年ぶりリーグ優勝に導くことを改めて誓った。

 自然と口調に力がこもる。午前のメニューを終え、報道陣に対応した村上は何度も「リスペクト」という言葉を使った。2学年下、23歳の佐々木が自分よりひと足先に海を渡る。「令和の3冠王」から「令和の怪物」への熱いエールだった。

 「あの若さでアメリカに渡って一人で戦う。僕は凄くリスペクト(の気持ち)を持っていますし、彼の中で凄い決断だと思う。いち選手として凄いなと思って見ている」

 25歳未満の海外選手はマイナー契約しか結べない「25歳ルール」の中で佐々木はドジャース移籍を決めた。そのルールが改正されていれば、村上自身も同時期に挑戦する可能性があった。「若い野球選手が日本を出て、海外で活躍することは僕たちも凄く刺激を受ける」。次は自分の番。その決意がにじんだ。

 佐々木とは21年6月10日、公式戦唯一の対戦で本塁打を放った。23年3月のWBCでは侍ジャパンで共闘。26年からは米国に舞台を移しての再戦が期待されることに「気が早いでしょ」と笑った。「まずは今シーズンをしっかり戦う」と表情を引き締め、「今の自分がいるのもヤクルトのおかげ。チームの優勝を第一に考えて、最終的にチームに“恩返し”ができるシーズンになれば」と誓った。

 昨年12月にクリーニング手術を受けた右肘の回復具合は良好。「段階を踏んでやれている。大丈夫。順調です」。キャッチボールやノック、フリー打撃などで軽快に動き、今季から解禁される「牛骨」でしごいて加工したバットでの「試打」も進めているという。

 02年に自己最多50本塁打を放った巨人・松井秀喜ら優勝や日本一を置き土産にして翌年、大リーグに移籍した選手は多い。同じ道を歩み、佐々木と同じ舞台へ。「僕も頑張りますけど、もちろん彼にも頑張ってほしい」。熱いエールは、同時に自らを鼓舞する言葉だった。(鈴木 勝巳)

 ≪報道陣40人にとんかつ弁当≫村上は取材に訪れた報道陣約40人に昼食を振る舞った。日向市内の人気店「不二かつ」のとんかつ弁当で、報道陣からのお礼に「僕も同じのを食べました」と笑顔だった。また、村上ら選手4人には日向市から宮崎牛3キロ、平兵衛酢(へべす)ドリンク100本などの差し入れが届き、贈呈した日向市商工観光部の長山尚広部長は「これを食べて頑張ってほしい」と話した。

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