【NFL】雪の本拠でバークリーが62＆78ヤードTDラン！ イーグルス2年ぶりスーパーボウル進出王手

＜イーグルス・ラムズ＞第4Q、78ヤードのTDランを決めて雪のフィールドに座り込むイーグルスRBバークリー（AP）

　◇NFL　NFCディビジョナルプレーオフ　イーグルス 28―22 ラムズ（2025年1月19日　フィラデルフィア）

　NFC第2シードのイーグルス（東1位）がホームで第4シードのラムズ（西1位）を28-22で下し、カンファレンスチャンピオンシップ（26日）進出を決めた。2年ぶりのスーパーボウル出場を目指し、第6シードのコマンダーズ（東2位）をフィラデルフィアに迎え撃つ。

　イーグルスは6-7で迎えた第1Q残り1分7秒、自陣38ヤードの攻撃から、今季史上9人目のシーズン2000ヤードラッシャーとなったRBセイクワン・バークリー（27）が独走して62ヤードの逆転TDラン。22-15となった第4Q残り4分36秒、自陣22ヤードからの攻撃でもバークリーが抜けだし、降雪で真っ白になったフィールドを78ヤード駆け抜けるTDランで勝利を引き寄せた。

　今季ジャイアンツから加入のバークリーは26回のランで205ヤードを獲得。QBハーツが7サックを浴びてパス攻撃が苦戦する中、ビッグプレーで攻撃をけん引した。雪のフィールドに滑り込んで勝利を祝い、「天気は最高だったが、雰囲気はさらに最高だった。ファンも最高だった。接戦だったけど、これがプレーオフのフットボールだ。俺たちは仕事をやり遂げた」とほえた。除雪機を使ってもラインが何とか見えるぐらいの悪天候にも関わらず、スタンドには上半身裸のファンも現れて熱狂的な声援を送った。

　ラムズはQBスタッフォードが2本のTDを含むパス26本で324ヤードを獲得。6点差を追う最後の攻撃では敵陣13ヤードまで進んだが、第3ダウンでスタッフォードがイーグルスDTカーターにサックされて万事休す。山火事で大きな被害に見舞われた地元ロサンゼルスに吉報をとどけることはできず、マクベイ・ヘッドコーチは「我々がここまで来るとはみんな信じていなかっただろうが、我々は勝つつもりでいた。ここで今季終了とは予想していなかったので、まだ受け入れられない」と肩を落とした。