橋下徹氏「中居さんだから出演を継続させてしまったのか…ここが調査委員会の最大の調査のポイント」

橋下徹氏

　フジテレビの朝の情報番組「めざまし8（エイト）」（月～金曜前8・00）が20日に生放送され、タレントの中居正広（52）の女性トラブルに関し、17日に同局の港浩一社長（72）らが臨時の定例会見を開いたことを取り上げた。

　同番組では、中居の女性トラブルの一連の報道を受け、17日に開いたフジテレビの会見を28分間にわたって報じた。港社長らの会見発言内容を詳報し、その後、スタジオでもフリップを交えて情報を整理した。

　コメンテーターとして出演した元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏は「（港）社長が、番組（中居が出演している『だれかtoなかい』）については、慎重に終了のタイミングを計っていたということなので、終了しなければいけないくらいの何らかの事情を把握されていたと思うんですよ」と言い、「それは直ちに終了するようなトラブルなのかどうか分かりませんが。でもわれわれ出演者というのは、不祥事があったり、例えば不祥事かどうかは別としても不倫問題だとか何か不祥事があったとしたら出演は辞退しますから、その状況と中居さんの今回のトラブル、不公平さがなかったのかどうなのか。中居さんだから出演を継続させてしまったのかどうなのか。ここが調査委員会の最大の調査のポイントとなる」と自身の見解を述べた。

　17日の会見で港社長は、第三者が入った調査委員会を立ち上げることを発表し、自らもその調査対象になっていることを明かした。また、「週刊文春」でフジテレビの現役女性アナウンサーがトラブルへの関与が疑われている幹部社員の設定した、中居との会食に同席させられたと告白したことに「そういうことはなかったというふうに信じたい」「全くないと私は思って信じております」と繰り返した。

　ただ、会見では「回答は控える」を連発。また、映像撮影禁止、ウェブ媒体や週刊誌の参加は認めないなど、制限を設けたフジテレビの姿勢にも批判が集まっている。会見以降、スポンサー各社が同局へのCM出稿を取りやめる状況になっている。