井上尚弥が防衛戦の延期というドタバタ騒動の中で見せた風格…畑山隆則氏「井上が井上たるゆえん！」

グッドマン戦に向けて公開練習も行っていた井上尚弥

　渡嘉敷勝男氏、竹原慎二氏、畑山隆則氏のボクシング元世界王者3人がYouTube「ぶっちゃけチャンネル」を更新。防衛戦の延期＆挑戦者変更というトラブルの中で見せた世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥（31＝大橋）の風格を3人が称えた。

　当初の挑戦者IBF、WBO同級1位サム・グッドマン（26＝オーストラリア）が負傷により1カ月の延期の末にキャンセル。挑戦者が急きょWBO同級11位の金芸俊（キム・イェジュン、32＝韓国）に変わった。

　畑山氏は「莫大なお金が入るからいいという問題じゃない。（体重を）落として…また1カ月後かよっていう感じ」と試合延期の苦しさを代弁した。

　自身も世界戦の直前延期を4度経験しているという渡嘉敷氏は「井上チャンピオンが偉いのは普通の選手なら“また減量！？”“冗談じゃないよ”と思う」と指摘した。

　その上で、井上尚弥が「更に準備期間を1カ月もくれるのは自分にとってはプラスでしかない」と発言したことを紹介した。

　あと1カ月分自分が強くなれるという言葉に渡嘉敷氏は「スーパーチャンピオンしか言わない。凄い発言」と感心した。

　畑山氏も「そのへんが井上が井上たるゆえん」と称えていた。