「金スマ」打ち切り…「ひとり農業」どうなるの？ 放送24年、人気企画多数生まれた長寿番組に落胆の声

中居正広

　TBSは20日、タレントの中居正広（52）を巡る女性トラブル報道を受け、中居が出演する同局レギュラー番組「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」（金曜後8・57）を打ち切ることを発表した。人気企画を数多く生み出した長寿番組の打ち切りに、番組ファンから惜しむ声が上がっている。

　「金スマ」は2001年10月スタートの長寿番組。当初は「中居正広の金曜日のスマたちへ」だったが、2016年2月から「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」にタイトルを変更した。「金スマ波瀾万丈」や「ひとり農業」、「金スマ社交ダンス部」など数々の人気企画を生み出した。

　特に「ひとり農業」は、08年に農業初心者の金スマディレクター・渡辺ヘルムート直道氏が一人都会を離れ田舎に移住し奮闘する企画。著書も発売され人気の高い企画だっただけに、ファンからは「えっ！！ひとり農業どうなんの！？」「ひとり農業だけは続けてほしい」「ひとり農業はどうするんだろ…」「ひとり農業が心配なんですけど…」「ひとり農業が一番の被害者」「金スマ打ち切りマジで！？ひとり農業どうなるんだよあれめちゃくちゃ好きなのに」「ひとり農業だけは、何らかの形で放送して欲しいよな」とさまざまな声が上がった。

　中居を巡っては昨年12月末に女性との間に起きたトラブルを高額な示談金で解決していたことが発覚。騒動となり、各局が直近のレギュラー番組の休止、差し替えを続々と発表。社員の関与が報じられているフジテレビの港浩一社長は17日に会見を緊急開催。一連の騒動を謝罪した。トラブルを2023年6月の発生直後に「認識していた」ことを明らかにした。今後は新たに設置する第三者の弁護士を中心とする「調査委員会」に調査を委ねるとした。

　スポニチ本紙の取材では、トラブルは23年6月、中居と女性が2人で食事した後に発生した。女性はそこで「性被害に遭った」と主張する内容を勤務先に報告。その後、中居は代理人を立てて話し合い、慰謝料を含めた8000万～9000万円の示談金を支払って解決している。当時女性は中居の仕事先である会社に勤務していた。