DeNA南場オーナー、番長にリーグV厳命も自身はスターマン指輪はめ「1番のファン」宣言！

＜2025年度新入団選手DeNA本社訪問会＞DB.スターマンの指輪を着ける南場オーナー（撮影・会津　智海）

　DeNAの南場智子オーナー（62）が番長にリーグV厳命も、「私が1番のファン」宣言だ！

　この日は毎オフ恒例の新人選手DeNA本社訪問で、選手と名刺交換＆DeNA全体の活動について約50分の講義。ドラフト1位・竹田祐投手以下新人全選手とふれ合い「今年の選手は毎年より緊張していなかった」と期待を寄せた。

　そして、取材陣に右小指にはめていた「指輪」について質問をうけると目を輝かせた。「これね、可愛くないですか？本当はね、オーナーがファンってどうかと思うんですけど、でも私は1番の（DeNA）ファンでいたいと思います」と「DeNAファン会員番号0001」宣言！スターマンの頭部が創作された小さな指輪に目をやった。

　だが、ファンとして浮かれているだけではない。昨季26年ぶり日本一を達成した三浦監督には、ポストシーズン中に「来年はリーグ優勝しかありませんよ、お願いします」と厳命していた。

　その後、チームはソフトバンクを倒して頂点に立ったが、厳命した時期（10月中）について「そうですね、タイミングをはかっていたのですが、短いミーティングで伝えました」と説明。ファン会員番号0001番ながら率先して日本一前に番長のネジをまくという「オーナーとファンの二刀流」を使いわけ、敏腕ぶりをしっかりと示していた。

　小指に光った「スターマン指輪」は球団愛の証。本社訪問中笑顔がたえなかったオーナーは「みなさん（報道陣）が書いて下さっているように、今年はリーグVから日本一をね」と深々一礼した。そしてその表情はビジネスマンのそれに素早く切りかわっていた。

（大木　穂高）