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阿部麗也VS清水聡のフェザー級サバイバル戦決定! 世界初挑戦以来の再起戦の清水に阿部「引導渡す」

スポニチアネックス / 2025年1月20日 20時3分

会見に臨んだ(左から)清水、松本、大橋会長、大久、阿部

 プロボクシング大橋ジムは20日、都内で会見し、3月25日に東京・後楽園ホールで行われる「Lemino BOXING フェニックスバトル131」の対戦カードを発表。セミファイナルのフェザー級10回戦で、WBC世界フェザー級8位・阿部麗也(31=KG大和、31戦26勝10KO4敗1分け)と元WBOアジア・パシフィック&東洋太平洋同級王者・清水聡(38=大橋、13戦11勝10KO2敗)の対戦が決まった。

 ともに世界挑戦挑戦経験のある実力者同士がノンタイトル戦で激突する。世界初挑戦となった昨年3月に米ニューヨーク州ベローナで前王者ルイス・アルベルト・ロペス(メキシコ)に8回TKOで敗れた阿部は再起2戦目。「今回清水選手と生き残りを懸けた戦いになる。お互い負けて先がない状態。ここは自分がしっかり勝って生き残って、もう一度世界の舞台に行きたい」と気合十分。清水は「阿部選手も世界経験のあるベテランで強い選手。お互いいい練習をしていい試合ができれば」と静かに闘志を燃やした。

 12年ロンドン五輪バンタム級銅メダリストの清水は23年7月にWBO世界フェザー級タイトルマッチで前王者ロベイシ・ラミレス(キューバ)に5回1分8秒TKOの完敗を喫して以来、約1年8カ月ぶりのリング。試合後は引退を示唆していた。この日、会見では阿部から「正直まだやっていたんだな、という思い。キコマル(キコ・マルティネス)の時もそうだが、自分はやめ時を見失っている人を相手にすることが多い。勝って引導を渡してお疲れ様でした、と言いたい」と先制パンチを浴びた。

 「僕は自分のためにやっているので」と挑発を受け流すと「メダリストとしてこのまま終わりたくなかった。本来の動きが出せれば自分はそこそこ強いと思う。それを出さずして“清水大したことなかったな”と言われるボクシング人生の終わり方は嫌だった」と再起を決断した理由を明かす。年末は静岡・熱海での走り込み合宿で体力面を強化。これまで苦しんできた「体のバランス」も状態が上向きだという。

 試合当日の25日に32歳の誕生日を迎え「勝って最高のバースデーにしたい」と話す“サラリーマンボクサー”の阿部を横目に「目の前の試合を全力でやるのがモットー。オリンピックの時もメダルは意識していなかったので、目の前の試合を勝って行くことで自然と先が見えてくる」と清水。サバイバル戦を勝ち抜く強い覚悟を口にした。

 対戦カードは以下のとおり。

 ▽メインイベント日本フェザー級タイトルマッチ10回戦 王者・松本圭佑(大橋、12戦12勝8KO)―同級1位・大久祐哉(金子、10戦8勝5KO2分け)

 ▽セミファイナル・フェザー級10回戦 WBC世界フェザー級8位・阿部 麗也(KG大和、31戦26勝10KO4敗1分け)―清水聡(大橋、13戦11勝10KO2敗)

 ▽ライト級8回戦 同級5位今永虎雅(大橋、7戦7勝5KO)―ロマー・ピニリ(フィリピン、11戦8勝7KO2敗1分け)

 ▽ウエルター級8回戦 同級2位・田中空(大橋、2戦2勝2KO)―未定

 ▽バンタム級8回戦 坂井優太(大橋、2戦2勝2KO)―未定

 ▽フライ級8回戦 田中将吾(大橋、2戦2勝1KO―田中佳斗(帝拳、3戦2勝1分け)

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