阪神・才木 沖縄自主トレ“脳密”な2週間「細かい動きイメージ」宜野座キャンプに向け綿密に準備

阪神・才木（撮影・北條　貴史）

　阪神・才木が今年初めて鳴尾浜球場を訪れ、今月上旬から約2週間にわたって実施した沖縄自主トレの充実ぶりを明かした。例年同様、JARTA社の中野崇トレーナーとタッグ。これまでの関西近郊から初めて南国に場所を移し、主に身体操作や足の使い方、体の連動を徹底的に鍛え上げた。

　「細かい動きをしっかりイメージしながらのトレーニング。本当にしっかり時間をかけて必要なところを、脳を使いながらやった」

　自主トレの一部を収めた動画でも「脳みそが疲れてます…」と吐露するほど、頭と体をフル稼働させた。“脳密”な時間を過ごしつつ、まだ発展途上。「投げながら、トレーニングしたところが反応してくれるかが大事」。2月1日に幕を開ける宜野座キャンプでも、周囲に惑わされることはない。焦らず、綿密な準備を重ねて調整する。

　「（キャンプ）初日にいきなり（ブルペンに）入ることはないと思う。第1クールからバチバチ飛ばしていくってことはないかな」

　昨年は11月末までプレミア12に参戦したこともあり、今春の超速仕上げには「NO」の姿勢。自身の肩肘と相談を重ね、無双の一年へと向かう土台を築く。（八木　勇磨）