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【全豪OP】パリ2冠の上地結衣「見たいなと思っていただけるようなパフォーマンスを」

スポニチアネックス / 2025年1月21日 6時4分

WOWOWのインタビューに応じる上地結衣

 テニスの4大大会初戦、全豪オープンは後半戦に突入し、21日には車いす部門がスタートする。女子シングルスでは昨年のパリ・パラリンピックで単複2冠を達成した上地結衣(30=三井住友銀行)が22日に初戦を迎える。このたび大会を中継するWOWOWのインタビューに応じ、今大会に懸ける思いなどを語った。

 ――昨年は上地選手にとって大きな1年だったと思いますが生活に変化はありましたか?

 「帰国してからも沢山の方と一緒に喜びを共有させていただける時間もあり、色々なところに呼んでいただいて色々な経験をして、すごく充実した時間を過ごすことができました」

 ――新シーズンが始まり、モチベーションはどんなものですか?

 「パラリンピックでの決勝を終えた後にメディアブースでインタビューをしていただいたとき、いつものルーティン通り試合を振り返る時間がありました。そこで“あの時こうしておけばよかったな”“こういうポイントの取り方しておけば、その後もっと優位に進めたのではないかな”など色々なアイデアが出てきて、それらをひとつひとつ突き詰めていきたいなと思います。もちろん結果もそうですし、2025シーズンのスタートを切るグランドスラムなので、今大会もしっかり頑張りたいとは思うんですけど、自分のパフォーマンスを向上させていくという点にも注目して頑張っていきたいです」

 ――あらゆる進化を遂げてきた上地選手のテニスですが、さらに上を目指すために変えていくところはどんなところですか?

 「女子もパワーテニスになってきていますし、サーブからしっかりとポイントを先行していくプレースタイルの選手も出てきています。先週の前哨戦(メルボルン車いすオープン)では決勝戦で中国の選手(リ・シャオフイ)に負けてしまったのですが、彼女もやはりパリパラリンピック後から車いすを変更してよりパワフルなサーブを打ってきているなと感じます。自分自身も車いすに手を加えているところもあります。昨年のパリ・パラリンピックの時点ではクレーコートでの一番良いセッティングが出せたと思うのですが、全豪などハードコートでのシーズンを振り返ったときに、“これで絶対に勝てる”というセッティングが出せていたかというと、そうではなかったなと感じます。色々と試行錯誤しつつ、自分のショットの精度も上げつつ、多方面で調整していきたいなと思います」

 ――パリ・パラリンピックで上地選手は単複で金メダルを獲得し、小田選手も金メダルを獲得したこともあり、車いすテニスの認知度は高まったという感覚はありますか?

 「時差があったのにもかかわらず、本当に多くの方がパラリンピックをみてくださり、帰国後も声をかけていただけることがすごく増えました。せっかく応援してくださっている方がどんどん増えているので、1回、2回見ていただくだけでなく“これからも見たいな”と思っていただけるようなパフォーマンスをやっていきたいと思います」

 ――今回はライバルが不在の大会となりますが、意気込みをお願いします。

 「残念ですが、ディーダ選手(D・デグロート)はパリ・パラリンピックの終わった約1カ月後に手術をして、今は回復期間に充てていると思います。彼女がいなくても強い選手はいっぱいいますし、今回はじめてグランドスラムで(車いすテニスの)予選が始まって、この舞台で戦うために頑張っている選手もいます。彼女たちは向かってくる立場なので、自分もそれにしっかりと応えたいと思いますし、自分のパフォーマンスも向上したいです」

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