中居正広が司会のTBS「金スマ」打ち切り トラブル発覚後初の番組終了 「THE MC3」は降板へ

中居正広

　女性トラブル騒動の渦中にあるタレントの中居正広（52）が司会を務めるTBS「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」（金曜後8・57）の放送を終了すると20日、同局が発表した。女性トラブルが明らかになって以降、中居のレギュラー番組で打ち切りが決まったのは金スマが初めて。同局のもう一本の番組「THE　MC3」（月曜後9・00）からの降板も併せて公表された。

　TBSは、両番組の制作と放送を昨年末から見合わせ。別番組に差し替えていた。今回の判断の理由については「双方（中居と被害女性）代理人らとの対話を行ってまいりましたが、状況を総合的に判断した」と説明している。中居本人にも伝え、了承を得たという。

　金スマは2001年10月に「中居正広の金曜日のスマたちへ」のタイトルで始まった。「芸能人の本音や素顔に迫る」をテーマに、タレントが社交ダンスに真剣に挑戦する「金スマ社交ダンス部」など人気企画を生み出し、視聴率が20％を超えることもあった。16年には不倫騒動で活動自粛したタレント・ベッキー（40）が104日ぶりのテレビ復帰として出演し大きな注目を集めた。一方で最近は、司会の中居の後方におそろいの赤い衣装の女性がずらりと並び、短いスカートから脚をのぞかせる演出に疑問の声も上がっていた。昨年12月13日放送分が事実上の最終回になった。後番組について同局は「調整中」としている。

　「THE　MC3」は昨年10月にスタートしたばかりだった。中居、東野幸治（57）、ヒロミ（59）が司会のトークバラエティー。司会が3人のため番組名が「MC3」だった。タイトル変更も含め、同局は「今後どういう形で継続するかは調整中」と説明。同局関係者は「番組の打ち切りも検討されたが、それは東野さんやヒロミさんに迷惑がかかる。今から4月改編に向けて、新しい番組を立ち上げるのも現実的ではない。今の形は続けていくという判断になった」としている。