松尾諭「局がなくなるなんて想像できない」視聴者のフジテレビへの嫌悪感に俳優としての不安吐露

松尾諭

　ネットフリックスシリーズ「地面師たち」や映画「シン・ゴジラ」など、数々の話題作で知られる俳優の松尾諭（49）が21日放送のABCテレビ「news おかえり」（月～金後3・40）にコメンテーターとして出演。タレント中居正広（52）の女性トラブルで、社員の関与が報じられているフジテレビの対応についてコメントした。

　今回のトラブルで、一部では女子アナ"上納"飲み会と報じられ、同局社員の関与も伝えられていたが、港浩一社長は17日の会見で「懇親の場を持つことはある。でも、週刊誌報道にあるような性的接触があるとかそういったことは全くないと私は信じております」と話した。会見後、保険、メーカーなど各企業が続々とCM出稿を差し止めている。

　番組では、CMの差し止めが44社にのぼり、企業側のコメント、会見についてのフジテレビ社員や「存亡の危機」という同社幹部の声を取材した報道を取り上げた。

　この異例の事態に松尾は「テレビ局がなくなるなんて想像できないですけど、徐々にやっぱりこれだけ企業がスポンサーの差し止めをしているとなると、さすがになくなることはないんじゃないかと思うけど…何か大きな変化があるんだろうなと」と思いやった。

　そして「とくに僕は俳優としてフジテレビと仕事することもありますしこの先もあるんで、どうなって…」と言葉を選びつつ、「作品自体がどうなるかもそうですけど、こないだの港社長の会見を受けてやっぱりこう、視聴者の人が嫌悪感を抱いたりしてるから、フジテレビの番組を見ない、それでドラマも見ないとなっちゃうと凄いとばっちりやなあと思います」とコメントした。