全勝消え1敗は金峰山、2敗は3力士 大の里も3敗死守 豊昇龍、連敗逃れた7勝目 琴桜が4勝目

＜大相撲初場所10日目＞豪ノ山をはたき込みで破る大の里（上）（撮影・西海健太郎）

　◇大相撲初場所10日目（2025年1月21日　東京・両国国技館）

　大相撲初場所は21日、東京・両国国技館で10日目の取組が行われた。今場所で唯一全勝中の西前頭14枚目・金峰山（27＝木瀬部屋）は、東小結・阿炎（30＝錣山部屋）と対戦。突き落としで敗れ、初黒星を喫した。

　結びの一番では、3勝6敗と厳しい展開に追い込まれた大関・琴桜が登場。東前頭5枚目・平戸海を押し出しで下し、星を4に伸ばした。

　3敗で綱獲りが絶望的となった大関・豊昇龍は、西関脇・大栄翔に上手出し投げで勝利。連敗逃れ7勝3敗とした。

　3敗の大関・大の里は東前頭3枚目・豪ノ山と対戦。二度立ち合いが成立しなかったものの、冷静にはたき込んで7勝目を挙げた。

　1敗の西前頭5枚目・千代翔馬は、西前頭筆頭・霧島に引き落とされ、2敗に後退。

　2敗の尊富士は、西前頭6枚目・一山本を突き落とし、勝ち越しを決めた。同じく2敗の西前頭3枚目・王鵬は、東前頭10枚目・玉鷲を寄り切り、勝ち越しを飾った。

　10日目の取組を終え、金峰山が1敗に後退。追う2敗勢は尊富士、王鵬、千代翔馬の3人、3敗勢は豊昇龍、大の里、霧島の3人となった。