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加藤シゲアキ 能登半島地震復興支援短編集「能登のことを思って手に取って」

スポニチアネックス / 2025年1月21日 21時30分

チャリティー小説「あえのがたり」発売記念会見に出席した加藤シゲアキ(撮影・糸賀日向子)

 NEWSの加藤シゲアキ(37)が21日、都内で行われた短編集「あえのがたり」(講談社、あす22日発売)発売記念会見に出席した。

 能登半島の復興を応援するチャリティー企画で、作家の今村翔吾氏(40)、小川哲氏(38)とともに呼びかけ人となった。企画は昨年1月の直木賞選考会の夜にスタート。自身が阪神大震災で被災した加藤が能登半島地震を受けて「小説で被災地を盛り上げたり支えになる事は出来ないか」と発案。選考結果を待つ「待ち会」で今村氏、結果を受けて夜に行われた「残念会」で小川氏に提案し、計画が始まった。

 昨年8月下旬に被災地を訪問し、書店を取材。「書店が再開したときに泣いて喜んだお客さんがいたという。皆が求めている物ではないけど確実に求めている人がいる」と小説のパワーを改めて実感。「このチャリティーの意義は感じました」と振り返った。

 短編集のタイトルは能登地方の伝統儀礼「あえのこと」に着想を得た。「あえ」は、おもてなしという意味を持ち、物語という“あえ”を皆さんに届けようというコンセプト。朝井リョウ氏(35)など、7人の豪華作家陣が賛同し、小説を寄稿した。加藤は「どれも本当に面白く、趣向が凝らされていてバラエティー豊か。どれも素晴らしく、思いを込めてつくってくれたのが伝わる素晴らしい短編集」と笑顔。「能登のことを思って手に取ってもらえるとうれしい」と呼びかけた。

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