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竹田麗央が描く未来予想図 米ツアーV、メジャー制覇、ロス五輪、米年間女王…そして結婚は?

スポニチアネックス / 2025年1月22日 5時28分

米ツアー挑戦への意気込みを語る竹田麗央  (撮影・成瀬 徹)

 昨季日本ツアー年間女王で今季から米ツアーに参戦する竹田麗央(21=ヤマエグループHD)が21日までに本紙の単独取材に応じ、人生設計を明かした。昨年、初優勝から国内メジャー2勝を含めて8勝を重ねたホープ。1年目に米ツアー初勝利、24歳までのメジャー初制覇、25歳でロス五輪出場など、目標プランを描いた。過去2年のツアー優勝者らが出場できる30日からの開幕戦、ヒルトングランドバケーションズ・チャンピオンズ(フロリダ州)で今季初戦を迎える。 (取材・構成 中村 文香)

 普段はほんわかとした雰囲気を醸し出す竹田だが、芯は強い。米ツアー参戦も昨秋、国内メジャー2連勝を飾った後に自身で決断した。父・宜史(たかし)さんも「口数は多いタイプじゃないけど、口に出したら決まっている」と証言する。そんな21歳が米ツアーに主戦場を移す人生の節目に、思い描く今後の計画を明かした。実は参戦プランは当初予定より約2年、前倒しになった。

 「10勝くらいしてから行きたいなと考えていたので、もうちょっと先かなと思っていました。23、24歳くらいだと。でも、小さい頃からアメリカでやりたいと思っていて。日本人の選手が活躍されているので、自分も行きたいという気持ちが強くなったんです」

 昨季は初優勝から8勝を挙げ、2試合を残し年間女王戴冠を決める圧倒的強さを見せた。成長曲線は自身の想定を上回った。もちろん、22歳になる参戦1年目の初優勝が目下のターゲットだ。

 「今年、1勝目を挙げられたら凄く良い。でも、早くしたいという気持ちだけでは勝てないと思うので、いつかできるだろうくらいの心持ちで」

 実直に自身を見つめるが、視線の先にはメジャータイトルがある。昨年の全米女子オープンは初出場で9位に入った。渋野日向子、笹生優花、古江彩佳とメジャー覇者の先輩の存在も背中を押す。

 「24歳までにはできたら良いかなって思います。全米女子オープンは一番大きい大会だと思うので、自分の中でも一番頑張りたい」

 25歳で迎えるロス五輪も大きな目標の一つだ。昨年のパリ五輪でメダル争いを繰り広げた山下美夢有の姿を見て、思いを強くした。

 「(パリ五輪で)美夢有さんが凄く活躍された。2人しか出られないですし、日本代表として戦うのはその機会しかない。そのプレッシャーの中でやってみたいんです」

 年間ポイントレースで決まる米ツアー年間女王とのWタイトルにも期待が集まる。まずは1勝目と地に足を着けた上で26歳に設定。その先には世界ランク1位と夢は広がる。

 「まずは初優勝して、2、3勝してから目指すことになると思いますけど、26歳くらいでなれたら良いのかな。世界ランク1位はなれたら良いんですけど、そんな簡単ではないので引退までに」

 少しだけプライベートの計画も披露した。結婚と引退。意外にもすでに想定している。

 「結婚はいつかしてみたい、20代で。1人で死ぬのも寂しいですし、家族はいいなと思う。でもそれまではゴルフに集中します。引退は33歳くらいかな」

 昨季の平均飛距離は263・19ヤードで日本No・1。飛ぶだけでなく、曲がり幅が少ないフェードの球筋、そして弾道の高さが新天地での活躍を予感させる。本格派の21歳が、世界最高峰の舞台でその一歩を踏み出す。

 「まずは1年間、いろんな場所でプレーをして自分のゴルフがレベルアップできるようにしていきたい。今は楽しみな気持ちが大きいです」

 ◇竹田 麗央(たけだ・りお)2003年(平15)4月2日生まれ、熊本県出身の21歳。熊本国府高卒。名前の由来は父が経営するゴルフショップの客が話した「リオのカーニバル」(ブラジル)。プロゴルファーの母・哲子の影響で6歳からゴルフを始める。21年プロテスト一発合格。23年に初シードを獲得し、24年に8勝を挙げて初の年間女王に輝く。目標のプロはダスティン・ジョンソン(米国)とロリー・マキロイ(英国)。好きなクラブは1W。叔母は元賞金女王の平瀬真由美。1メートル66、66キロ。

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