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ソフトバンク・伊藤「先発なら100イニング、中継ぎなら50試合」登板 新“都立の星”になる

スポニチアネックス / 2025年1月22日 6時3分

ユニホームに袖を通したソフトバンク・伊藤(撮影・岡田 丈靖)

 ソフトバンクの伊藤優輔投手(28)が21日、みずほペイペイドームで入団会見に臨んだ。国内フリーエージェント(FA)で巨人へ移籍した甲斐の人的補償で加入。前夜に福岡市に初上陸した156キロ右腕は、先発なら100イニング、中継ぎなら50試合登板を目標を掲げた。東京都荒川区の実家は3代続くパン店を営み、出身高校は進学校の都小山台。“都立の星”として希望を与えたいという意気込みも示した。

 前日に初めて福岡市を訪れたという伊藤は、夜には名物料理「ゴマサバ」を初堪能した。「人が温かいし、ご飯がおいしいのは安心材料」。好印象を抱いた新天地での挑戦が始まる。

 巨人にFA移籍した甲斐の人的補償で加入した。「1軍経験がほぼなかった僕に声がかかるとは。驚きが大きかった」。1年目に右肘手術を受け、5年目の昨季1軍デビュー。中継ぎで8試合に登板し、防御率1・04の好成績を収めた。オフの課題だった投手力強化のため、球団初の人的補償による補強となった。

 最速156キロの剛球を巨人・阿部監督から評価され、先発転向に向けて準備を進めていた。小久保監督も先発枠に食い込むことを期待している。「まずは僕を知ってもらうことが一番。僕の強みは直球、次はカットボールを見ていただきたい」。シーズン通して1軍で活躍することを最優先とし、「(先発、中継ぎ)どちらもこだわりはない。先発なら100イニング、中継ぎなら50試合に投げて日本一に貢献したいです」と頼もしかった。

 「新・都立の星」を目指す。出身高校は進学校の都小山台。出身者には菅直人元総理大臣、映画監督の山田洋次氏、ジャーナリストの筑紫哲也氏ら各界の著名人が多数いる。このオフには都総合工科出身の石川柊がロッテへFA移籍。入れ替わるように加入した伊藤は「公立の希望の光として、活躍してフィーチャーされていければ」と意気込んだ。

 東京都荒川区にある実家はパン店を営んでいる。「今は保育園などへの卸専門でやっています。そんなに毎日パンは食べてこなかったけど、あんパンが好きですね」。一人っ子の伊藤が継げば4代目だったが、違う舞台で腕を磨く。

 伊藤の獲得で今オフの戦力補強はいったん終了し、2月1日から宮崎でキャンプインする。「まずは開幕1軍に残っていることが大事。それが先発ならば、なおいいですね」。新天地のまっさらなマウンドを懸けてアピールが始まる。 (井上 満夫)

 ◇伊藤 優輔(いとう・ゆうすけ)1997年(平9)1月14日生まれ、東京都荒川区出身の28歳。3歳から野球を始める。尾久八幡中では荒川ウェーブに所属し、3年夏に関東4強。都小山台では3年春にセンバツ出場。中大では1年春からベンチ入り。3度経験した入れ替え戦をいずれも残留に導く。三菱パワーを経て、20年ドラフト4位で巨人に入団。1年目に右肘内側側副じん帯再建術(通称トミー・ジョン手術)を受け、育成契約。24年7月に支配下復帰した。1メートル78、82キロ。右投げ右打ち。

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