王貞治氏「日本の野球界もずいぶん成長した」イチロー氏の米野球殿堂入り祝福 日本の殿堂入りでは祝辞も

野球殿堂入り通知式　野球殿堂入り通知式を終え、記念写真に納まるイチロー氏（左）と王貞治氏

　米国野球殿堂は21日（日本時間22日）、今年の殿堂入りメンバーを発表し、今月16日に日本でも殿堂入りを果たしたイチロー氏（51＝マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター）が日本選手初の殿堂入りを果たした。

　アジア選手初の偉業にソフトバンク・王貞治会長も祝福コメントを寄せた。王会長は「発表を待つだけでしたが、実際に決まって良かったです。日本人で初めてのことですから、当然とはいえ嬉しいですね」と自分のことのように喜び「彼があれだけアメリカのファンをびっくりさせるようなバッティングを続けてくれたので、日本の野球界もずいぶん成長したと思います。今度は大谷くんが頑張って、どんどん日米の差を縮めていってほしいですね」とドジャースの大谷翔平に期待を寄せた。

　王会長は今月16日にイチロー氏が日本の野球殿堂入りを果たした際にはゲストスピーカーとして登壇。「待ちに待ったイチロー君の殿堂入りの素晴らしい席に出席させていただきまして大変光栄に思っております。イチロー君の成績に関してはあえて言うまでもなく、皆さんの心の中にすみついているものだと思う」と祝辞を贈った。

　王会長は初代王者となった2006年第1回WBCで、監督としてイチロー氏らを率いて日本を世界一に導いた。