井上尚弥、代役挑戦者に「凄く感謝。リスペクトとしてバッチリ仕上げた」“日本人キラー”と初顔合わせ
スポニチアネックス / 2025年1月22日 13時21分
◇プロボクシング WBA・WBC・IBF・WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチ 統一王者 井上尚弥(大橋)<12回戦>WBO11位 金芸俊(韓国)(2025年1月24日 東京・有明アリーナ)
プロボクシング世界4団体スーパーバンタム級タイトルマッチ(24日、東京・有明アリーナ)の公式会見が22日、横浜市内のホテルで開かれ、統一同級王者・井上尚弥(31=大橋)が挑戦者のWBO同級11位・金芸俊=キム・イェジュン=(32=韓国)と初めて顔を合わせた。韓国人選手と初対戦となる井上は黒いTシャツにアイボリー系のジャケット姿で登場。会見には井上がプロモート契約を結ぶ米興行大手トップランク社のボブ・アラムCEOも出席した。
井上は「日程が1カ月ずれたことで練習スケジュールも全て狂いましたけど、今回このスケジュールで長期間かけて体を仕上げたのは、自分にとってプラスだった。この先のビッグマッチへ向けてこの調整がベストかなと。僕にとってこの1カ月の調整は凄く参考になった」と前向きにコメント。金芸俊について「スイッチヒッターという印象もある。映像的にはざっと見た感じで、あとは自分のボクシング25年のキャリアの引き出しを信じて、当日は試合をしていきたい」と印象を述べ、「代役を受けてくれたことに凄く感謝している。最大限のリスペクトとしてバッチリ仕上げましたし、当日は全力で挑みたい」と意欲を示した。
当初は昨年12月24日に予定されていた試合は、挑戦者だったIBF・WBO同級1位のサム・グッドマン(26=オーストラリア)が同14日にスパーリングで左目上をカットしたため興行が1カ月延期。さらに今月11日、再び負傷したグッドマンが挑戦を断念したため、リザーバー(代役)として唯一名乗りを挙げていた金芸俊との防衛戦に変更されていた。
金芸俊はプロ25戦21勝(13KO)2敗2分けで、日本選手とは過去7戦全勝という“日本人キラー”。構えをスイッチさせる好戦的な選手で、「トラブルメーカー」の異名を取る。5試合が予定されている興行のもようは当日午後3時20分よりNTTドコモの映像配信サービスLeminoが独占無料配信する。
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