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急きょ井上尚弥に挑戦の金芸俊がKO宣言 「戦えるのは光栄だが、簡単に終わらせるつもりはない」

スポニチアネックス / 2025年1月22日 13時27分

<井上・金会見>意気込みを語る金(撮影・島崎 忠彦)

 ◇プロボクシング WBA・WBC・IBF・WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチ 統一王者 井上尚弥(大橋)<12回戦>WBO11位 金芸俊(韓国)(2025年1月24日 東京・有明アリーナ)

 プロボクシング世界4団体スーパーバンタム級タイトルマッチ(24日、東京・有明アリーナ)の公式会見が22日、横浜市内のホテルで開かれ、統一同級王者・井上尚弥(31=大橋)が挑戦者のWBO同級11位・金芸俊=キム・イェジュン=(32=韓国)と初めて顔を合わせた。韓国人選手と初対戦となる井上は黒いTシャツにアイボリー系のジャケット姿で登場。会見には井上がプロモート契約を結ぶ米興行大手トップランク社のボブ・アラムCEOも出席した。

 ジャージー姿で登壇した金芸俊は「調子はいい。1カ月前から準備してきた。スーパーバンタム級に合わせて減量もやってきた」とコンディションを報告し、井上の印象について「実際に会うと思ったよりも体が小さいと思った」とコメント。「井上選手と戦えるのは光栄で、とても良いチャンス。試合を簡単に終わらせるつもりはない。最後まで自分の姿を見せたい」と抱負を述べ、「自分のスタイルとしてKO勝ちが希望。1ラウンドから井上選手も全力を尽くして、ベストの姿を見せていただければ」と、KO勝利で元WBC世界フェザー級王者・池仁珍以来約18年ぶりとなる韓国人世界王者誕生を宣言した。トレーナーのジョン・バスタブル氏は「相手が井上選手になるとは思っていなかったが、本人は打診に即答でイエスだった。その気持ちを大事にして、やれることはやろうと言った」と明かした。

 当初は昨年12月24日に予定されていた試合は、挑戦者だったIBF・WBO同級1位のサム・グッドマン(26=オーストラリア)が同14日にスパーリングで左目上をカットしたため興行が1カ月延期。さらに今月11日、再び負傷したグッドマンが挑戦を断念したため、リザーバー(代役)として唯一名乗りを挙げていた金芸俊との防衛戦に変更されていた。

 金芸俊はプロ25戦21勝(13KO)2敗2分けで、日本選手とは過去7戦全勝という“日本人キラー”。構えをスイッチさせる好戦的な選手で、「トラブルメーカー」の異名を取る。5試合が予定されている興行のもようは当日午後3時20分よりNTTドコモの映像配信サービスLeminoが独占無料配信する。

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