ボブ・アラム氏断言 6階級制覇のパッキャオより「井上尚弥の方が上」本人は「引退した時に…」
スポニチアネックス / 2025年1月22日 13時57分
◇プロボクシング WBA・WBC・IBF・WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチ 統一王者 井上尚弥(大橋)<12回戦>WBO11位 金芸俊(韓国)(2025年1月24日 東京・有明アリーナ)
プロボクシング世界4団体スーパーバンタム級タイトルマッチ(24日、東京・有明アリーナ)の公式会見が22日、横浜市内のホテルで開かれ、統一同級王者・井上尚弥(31=大橋)が挑戦者のWBO同級11位・金芸俊=キム・イェジュン=(32=韓国)と初めて顔を合わせた。韓国人選手と初対戦となる井上は黒いTシャツにアイボリー系のジャケット姿で登場。会見には井上がプロモート契約を結ぶ米興行大手トップランク社のボブ・アラムCEOも出席した。
アラム氏は、同じアジア出身の名王者である元世界6階級制覇のマニー・パッキャオ(フィリピン)と井上の比較を問われ、「クサーとは唯一無二の存在」と断りながらも「もちろんパッキャオは素晴らしい伝説の選手だが、私からすると井上のキャリアのほうが伝説的だと思う」と答えた。ビッグマッチを求めて2階級上げて戦うこともあったパッキャオと比べ「井上選手は1階級ずつ丁寧に上げてきた」と指摘。激しい打撃戦で人気を呼んだパッキャオはKO負けもあったが、「井上選手はさらに規律正しく、正解となるパンチを繰り出せる。大きなリスクを負わないし、スキルもテクニックもある。井上選手の方がパッキャオ選手よりも上だと思う」と断言した。
これを聞いた井上は「隣で聞いていて、そんなことはないだろうと思っていた」と心境を明かしながらも、「自分が引退した時に殿堂入りできるように、結果的にみなさんからそう言ってもらえるボクサーになれれば」と話した。
当初は昨年12月24日に予定されていた試合は、挑戦者だったIBF・WBO同級1位のサム・グッドマン(26=オーストラリア)が同14日にスパーリングで左目上をカットしたため興行が1カ月延期。さらに今月11日、再び負傷したグッドマンが挑戦を断念したため、リザーバー(代役)として唯一名乗りを挙げていた金芸俊との防衛戦に変更されていた。
試合のもようは当日午後3時20分よりNTTドコモの映像配信サービスLeminoが独占無料配信する。
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