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NHKメディア総局長 視聴率“ワースト2位”紅白に手応え「視聴率だけを比較するのはもはや意味ない」

スポニチアネックス / 2025年1月22日 15時47分

東京・渋谷のNHK社屋

 NHKの山名啓雄メディア総局長が22日、東京・渋谷の同局で定例会見を行い、2部制となった1989年以降で過去2番目に低い数字となった昨年大みそかの「第75回NHK紅白歌合戦」(後7・20~11・45)について言及した。

 山名総局長は「紅白はありがたいことに、かなりの期間、楽しんでいただいた」と手応えを口に。「演歌陣を蔑ろにしているのでは」という演出面での指摘が出る中、「紅白ってそれぞれの皆さんが見ていただいて、感じられていることはあると思う。“今年の紅白ってこうだったとか”皆さんそれぞれある。例えば“B’zが突然出てきたね”“純烈がアポなしで突然、群馬の家に行った”とか、そういうものを覚えていくようなもの。人それぞれの記憶になってくれればいい。そんな中で少しでも視聴された方がどのようにお楽しみいただけるかを一生懸命考えた。そういった中でたまたまそういった演出もあった」と説明。「蔑ろにしていることはない」と強調し、「“あの時、こうだったよね”と思い出せるようなものをしっかり作りたい」とした。

 視聴率についても「視聴率が高いほうが多くの人に見ていただいたという結果ではあるが、今の時代、リアルで総合テレビで見ていただくだけでなく、ラジオ、BS4K、BS8K、NHKプラスでも配信している。そういった意味でもいろいろな見方が広がっている」としたうえで「総合テレビの視聴率だけを比較するのはもはやあまり意味のあることはないのではないかと思っている」と見解。「いずれ、ご批判も良かったというご意見も届いている。今後、どうしていくかという声も受け止めながら、2025年の大みそかに満足度が高いものにできるかと考えていかないといけない」とした。

 放送では生だけでなく、収録の歌唱も複数あったが、この件について担当者は「 どのシーンが収録だったかどうかについては、制作の過程、詳細について控えさせていただいている。それぞれのシーンが印象的に残るというか、皆さんの心にしっかり届くような、演出方法、我々の考えて、お届けさせていただいた」とコメントした。

 第2部(後9・00~11・45)の平均世帯視聴率は32・7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で2部制となった1989年以降で過去2番目に低い数字。4年連続10度目となった。過去最低を記録した23年からは0・8ポイント上昇した。1部(後7・20~8・55)は29・0%だった。

 タイムシフトを含めた視聴人数と総合視聴率、配信サービス「NHKプラス」での視聴結果はリアルタイム+タイムシフトの視聴人数は、全国32地区で番組を1分以上視聴した人数の推計値が総合1部(後7:20~8:55)で4785.1万人、総合2部(後9:00~11:45)で5516.8万人だった(ビデオリサーチ調べ)。また「NHKプラス」での番組視聴UB数(視聴した端末の数)は215万UB(同時・見逃し)で歴代紅白で最多視聴数を記録。特に見逃し視聴170万UBと、昨年の1.3倍となった。

 今回はME:I、Number_i、こっちのけんと、Creepy Nutsら10組が初出場を決めた一方、41年ぶり2回目の出場となったTHE ALFEEをはじめ、GLAY、イルカ、特別企画での出場となった氷川きよしなど復活組が多数出演した。一方、STARTO ENTERTAINMENT勢は2年連続で一組も出場しなかった。

 さらに、特別企画で連続テレビ小説「おむすび」の主題歌を担当しているB’zが初出場。当初は事前収録や別会場からの出演とみられていたが、NHKホールにサプライズ登場した。「おむすび」主題歌「イルミネーション」のほかに、代表曲「LOVE PHANTOM」、「ultra soul」を披露して盛り上げた。

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