落合博満氏 殿堂入りのイチロー氏が球児に指導する姿勢を称賛「技術がどんどん伝わるのはいいこと」

落合博満氏

　現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏（71）が22日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。今月16日に日本野球殿堂入りを果たしたイチロー氏（51）について言及した。

　競技者表彰のプレーヤー部門でオリックス、マリナーズなどで日米通算4367安打をマークしたイチロー氏について「振り子打法で前から来るボールを全て打ち返していった。日本に9年間しかいなくて野球殿堂入りする。7年連続首位打者という金字塔を立ててアメリカに行ったっていう選手ですよ」と説明した。

　「聞いた話では」と前置きしつつ「マシン打撃でボール球も一心不乱にフルスイングしていった。練習に練習を重ねていって今の形を作った、そういう代表的な選手ですよ」と野球に取り組む姿勢を称えた。

　イチロー氏がオフに全国の高校球児に指導していることにも言及。「それが彼の野球スタイルなんだろうと思うし、教えるっていうのは難しいんだけども、それをあえてやっているということはこれから彼の技術がどんどん伝わるのはいいことですね。野球界にとっても素晴らしいことだと思います」と称えた。