中島健人 サプライズ登場で大歓声！ 主演映画完成披露「ずっと憧れ」の監督作品出演叶う

＜「知らないカノジョ」完成披露試写会＞劇場後方から登場した中島健人（撮影・小海途　良幹）

　俳優で歌手の中島健人（30）が22日、都内で主演映画「知らないカノジョ」（監督三木孝浩、来月28日公開）の完成披露試写会に出席した。

　会場後方からサプライズで登場し、歓声が上がる中ステージに登壇。「劇場に出てきた人生の中でこんなに愛で笑い、愛で泣いたことは初めてだと思います。知らないカノジョからあふれ出る誰かを思うことの大切さを、ぜひきょうはお届けしたい」とあいさつした。

　中島は三木監督の作品への出演が目標の一つで「ついに念願の三木組に入ることが出来ました」と笑顔。三木監督も「僕も10年前から健人くんとご一緒したかった」と相思相愛であったことを明かした。

　監督の言葉に「光栄です」と感激し「ずっと憧れ。自分のナチュラルな部分を引き出していただきたいと俳優として思っていたので、今回の機会をいただけてとても幸せでした」と喜びを語った。三木監督は「まだファンの皆さんも知らない健人くんの姿を出したいと思っていた。パーフェクトアイドルの部分もあるんですけど、弱さや素直な中島健人ってこんなにキュートなんだ、というのを撮れている」とアピールした。

　中島はすでに完成した作品を観賞。「自分のナチュラルな部分、素の部分を監督に切り取られているので、正直見られるのが恥ずかしいです。すっぴん見られるくらいの恥ずかしさ」と告白しつつ「でも人間ってこうだよなって、いろんな喜怒哀楽の表情を生きて、自分を成長させていくのが人生だよなと思った」と三木監督の描く世界に脱帽。「僕はこの監督が描いた2時間の中で人間として成長出来たと思う」と振り返った。

　今作は21年公開のフランス映画のリメーク。中島演じる人気小説家が妻と大げんかをした翌日に目覚めると、自身は文芸誌の編集部員、妻は自分と知り合ってもいない天才シンガー・ソングライターとなっており、人生を取り戻すために奔走していく。