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金峰山 大の里食った! 単独首位1敗キープで初優勝見えた「硬くはならなかった」

スポニチアネックス / 2025年1月23日 5時3分

<大相撲初場所11日目>大の里(左)を突き倒しで破る金峰山(撮影・西海健太郎)

 ◇大相撲初場所11日目(2025年1月22日 両国国技館)

 1敗で単独トップを走る平幕の金峰山が大関・大の里を突き倒し、10勝目を挙げた。幕内での2桁勝利は新入幕で11勝した23年春場所以来でいよいよ初優勝が視界に入ってきた。混戦の優勝争いは同じく平幕の王鵬が阿武剋を押し出しで倒して2敗をキープ。3敗で大関・豊昇龍と平幕の霧島、尊富士、千代翔馬が追う展開となった。

 たった2発だった。金峰山が強烈な右喉輪で1メートル91、185キロの大の里を宙に浮かせた。たまらず引いた大関を突き倒した。風呂上がりの支度部屋でも上機嫌。「はい、どうぞ~」と報道陣を招くと「今日は落ち着いて前へ出るように頑張った。昨日は昨日、今日は別の相手。硬くはならなかった」と大きな胸を張った。

 前日、初日からの連勝がストップした。取組後、映像を見返しながら師匠・木瀬親方(元幕内・肥後ノ海)の言葉を思い出した。「負けたら切り替えないとダメ。それもお相撲さんの仕事」。カザフスタン出身の大器にはすぐに前を向く強さがあった。八角理事長(元横綱・北勝海)も「何かいきそうな感じがする」とうなった。

 大の里とは日大時代から相性が良かった。2学年下の大の里は日体大1年時から学生横綱に輝くなどその名をとどろかせていたが、対戦成績は金峰山の5勝2敗だった。当時は前みつ狙いの四つ相撲だった。この日は躍進の原動力となっている突き押しで驚異のパワーも見せつけた。

 入門後、師匠の木瀬親方や部屋付きの千田川親方(元幕内・徳勝龍)から再三、突き押しの習得を勧められ、形になってきた。20年初場所で優勝経験がある千田川親方は「入門した頃から稽古で勝てなかった。手を伸ばされると嫌だった」と振り返る。木瀬部屋から優勝となれば、その徳勝龍以来となる。残り4日間。金峰山が首位を快走しながら最終コーナーに入った。

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