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カンテレ社長、中居に「怒り」もトラブル発生時はフジ専務 番組1年半“放置”の理由は「女性を守る最善」

スポニチアネックス / 2025年1月23日 4時32分

定例の「新年社長会見」に臨んだカンテレ・大多亮社長

 タレント中居正広(52)の女性トラブルにフジテレビの編成幹部が関与したと報じられている問題で、トラブル発生時に同局専務取締役を務めていた関西テレビの大多亮社長が22日、大阪市内の同局で会見した。中居に怒りの感情を抱いていることを明かしつつ、それでも番組への起用継続を判断した理由について「彼女(被害女性)を守るため」と繰り返した。

 17日に行われたフジテレビ港浩一社長の会見とは異なり、この日の会見はオープンな形式で開催。テレビカメラ6台、27社48人の報道陣が詰めかける中、2時間10分にわたり問題について説明した。

 大多社長は2年間フジの専務取締役を務め、編成制作の責任を担う立場だった。会見では、23年6月初旬のトラブル発生直後に「私に報告が上がってきた」と説明。「非常に重い案件」「ある種の衝撃を受けた」とし、報告を受けた当日のうちにフジの港社長に伝えたことを明かした。「(中居に)怒りを感じているか?」との質問には、「そう捉えていただいて結構です」と語気を強めた。

 ただ、事態を把握していながら、中居を「まつもtoなかい(現・だれかtoなかい)」の司会から降板させることなく起用し続けたのが実情だ。専務在任期間には2度の改編期があったが、「中居氏を守ろうとか、そういう意識はなかった」とした上で、「(被害女性を)守る最善は何かを考えた」とあくまで被害女性のケアとプライバシー保護を最優先した結果であることを強調した。

 女性はきょう23日発売の「週刊文春」で、中居の番組出演が続いていた当時の状況について「深く絶望しました」と告白している。被害女性の心情とは大きくかけ離れた判断に、大多社長は「彼女にとって配慮が足りなかったというのであれば、私たちの考えが至っていなかったのかもしれない。申し訳なく思うし、反省もしなければならない」と謝罪した。一方、17日のフジの会見で港社長から反省の弁はなかった。

 また、大多社長自身の女子アナ同席接待の有無について質問が及ぶと、そうした会食をしていたことは認めた上で「これ自体は悪いことではない」と見解を示した。ただフジ編成幹部による女性アナ上納接待が報じられていることについては「性の献上とか、それとは全く性質が違う」と切り捨てた。

【大多亮氏とは? 甘いルックスのモテ男】

 大多氏は「東京ラブストーリー」「101回目のプロポーズ」「ひとつ屋根の下」など、90年代を代表する大ヒットドラマを生み出したプロデューサー。「トレンディードラマ」というジャンルを確立させた一人だ。早大卒業後、81年にフジ入社。社会部を経て86年に制作部に異動し、視聴率30%超のドラマを連発した。当時を知る同局関係者は「甘いルックスでモテモテでした」と明かした。「東京ラブストーリー」に出演した女優の鈴木保奈美(58)との交際が取り沙汰されたこともある。12年にフジの常務取締役、22年に専務取締役、昨年6月に関西テレビ社長に就任した。

【文春報道】 トラブル後も中居の同局への番組出演が続いたことについて、女性は週刊文春の取材に対し「トラブルが世間に公にならなければ、“加害者”はこのままずっとテレビに出続けるのかと思い、深く絶望しました」と話している。また、同誌は中居が9日に発表した謝罪文に、当初「私の芸能活動を相手方の女性も了承しています」という一文が入っていたと報じている。ただ、女性側は「了承」という部分を認めなかったという。女性の関係者は「二度と彼の顔を見たくない」「(中居の芸能活動は)“どうぞ、ご勝手に”というスタンス」と話している。

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