佐々木朗希「総合的にドジャースが一番良かった」入団の決め手を語る「フロントの安定感」
スポニチアネックス / 2025年1月23日 8時21分
ロッテからポスティングシステムを使いドジャースとマイナー契約を結んだ佐々木朗希投手(23)が22日(日本時間23日)、ドジャースタジアムで入団会見を行い、ドジャースを選んだ理由を明かした。
昨年11月17日のロッテのファン感謝イベント以来の公の場となった佐々木。当初から大本命とみられていた西の名門球団を新天地に選んだ理由について「どの球団もそれぞれ魅力があったんですけど、いろんな話をした上で総合的にドジャースが一番良かったという判断です」と語り「一番はフロントの安定感かなと思います」とした。
そして「すべてのことが初めての経験となりますし、NPBと違ったことが多いと思うんですけど、その前にマイナー契約なのでメジャー契約を勝ち取れるようにまずはそこからと思っています」と意気込んだ。
佐々木は17日(同18日)に、自身のインスタグラムでドジャースとマイナー契約を結んだと投稿。「とても難しい決断でしたが、野球人生を終えて後で振り返ったときに、正しい決断だったと思えるよう頑張ります。入団会見では、ここまで支えて頂いた全ての皆様に感謝しながら、ドジャースのユニフォームに袖を通したいと思います」とつづっていた。
23歳の佐々木は契約金や年俸などの総額が制限され、マイナー契約しか結べない「25歳ルール」の対象のため、当初は20球団以上の球団が獲得に参戦。その中でドジャース、パドレス、ブルージェイズの3球団まで絞り、最終的にはドジャースを選んだ。
育成制度や球団のビジョンなどを重視し、実際に各球団の本拠へ足を運び、球団施設や育成環境面などを自ら確認して、決断した。
交渉最終盤の経緯も明らかになり、スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」が、昨年12月の「1次面談」で佐々木側が各球団に「(昨季は)自分の球速がなぜ落ちたのか」と“宿題”を与え、分析を求めたと報道。さらに記事では、ド軍、パ軍、ブ軍による「最終面談」で、大谷が大きな役割を果たしたと報じた。
ド軍の本拠ドジャースタジアムが改修中のため、ピーター・グーバー共同オーナーの自宅に佐々木を招待。大谷もベッツ、フリーマンらと参加し、寿司職人の握った寿司を食しながら、その他選手のビデオメッセージを流して歓待した。
「獲得成功」の知らせも大谷だった。佐々木側は最終結果を入団先は電話、他2球団にはメールで行うと事前伝達。だが、電話より前に大谷から球団幹部に「We got him」(彼を獲得した)とメッセージが送られたという。
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