【佐々木朗希と一問一答(2)】背番号11は「学生時代に何度かつけて、僕の中で思い入れのある番号」

ドジャース入団会見に臨んだ佐々木朗希（中央と、同席したロバーツ監督（左）、フリードマン編成本部長（AP）

　ロッテからポスティングシステムを利用してドジャースとマイナー契約を結んだ佐々木朗希投手（23）が22日（日本時間23日）、ドジャースタジアムで入団会見を行った。

　昨年11月17日のロッテのファン感謝イベント以来となった佐々木。「今回の交渉では日本人が在籍しているかどうかは決断の上で重要視していませんでした」とし、その上で「ただ大谷選手も山本選手も素晴らしい選手。それ以外にも素晴らし選手がたくさんいるので、一緒にプレーできるかもしれない楽しみがありますが、まずはそのステージに立てるように頑張ります」とマイナー契約からスタートとなるため、メジャー昇格が当面の目標とした。

　入団会見での一問一答は以下の通り。

――背番号11に決まった。

　「実績のあるロハス選手に背番号を譲っていただき、感謝しています。ただ、何をあげるかは自分の中で決め切れていないので、チームに入ってからいろいろ相談したいと思います」

――靴下の犬の意味は？

　「黒のトイプーで誕生日が一緒ということくらいです」

――ロサンゼルスは日系コミュニティーが発達している。

　「日本人が在籍しているかどうかは決断する上で重要視していなかったですけど、ただ日本人を迎え入れるというか、受け入れる環境があるかどうかは日本人が在籍しているかより僕の中で大きかったかなと思います」

――球団が高校の頃から見ていたと話していた。自分のどこを一番評価してもらったと感じているか。

　「ストレートとフォークボールと。一番はそこらへんかなと思います」

――背番号11を選んだ理由、大リーグで何を成し遂げたいか

　「まずは11番については学生時代に何度かつけて、僕の中で思い入れのある番号だった。実績のあるロハス選手にいただいて感謝しています。メジャーリーグではマイナー契約からのスタートになると思うので、まずはメジャーリーグのステージでプレーするために頑張るだけかなと思います」

――メジャーでプレーするために足りない部分は？

　「僕の中では全部足りないと思っています。試合数は日本より多いと思うので、そこらへんの適応はより一層頑張らないといけないと思っています」

――右肘を痛めたことが早期決断につながったとインタビューで答えていた。

　「あと2年待てばという声も多く聞きますけど、その2年でどういった状態で迎えられるか保証もないですし、お金よりもこの2年間を過ごす時間の方が自分にとって価値があると判断しました」

――ケガの不安は？

　「僕自身も日本で何度か小さい故障はしている。チームの方針が関係するとは思っていませんし、自分自身でできること、改善できることはたくさんあると思う。もちろん不安はありますけど、どうにかやっていくしかないと思っています」

――ドジャースとの交渉でベッツ、スミス選手も同席していた。心に刺さる言葉や思い出は？

　「ベッツ選手にずっと“もしドジャースに入ったらアリゾナキャンプでおいしいアイスを食べに行こう”と言われ続けていました」

――ドジャースファンに見てほしいこと、理想とする投手像は？

　「見てほしい部分は、自分の中ではストレートを中心に投球を組み立てるのでそこを見てほしいかなと思います。あとは1年間通して自分のいい時のパフォーマンスを維持できるかが大事になると思うので、まずは今あるパフォーマンスを維持できるかを大事にしたいと思います」

――この次の夢は？

　「今マイナー契約なので、まずはメジャー契約を。厳しい競争を勝ち上がってメジャーの舞台でプレーすることです」