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民放連会長でフジ副会長の遠藤龍之介氏 フジ巡る一連の報道で「民放全体へ不信感」フジに「迅速な対応」

スポニチアネックス / 2025年1月23日 14時35分

日本民間放送連盟 遠藤龍之介会長(撮影・小渕 日向子)

 日本民間放送連盟(民放連、遠藤龍之介会長)は23日、都内で定例会見を開催。タレント中居正広(52)の女性トラブルにフジテレビ幹部社員が関与したとの報道をめぐる一連の騒動についてコメントした。

 遠藤氏は「非常に反省しなければいけない」とコメント。「1回閉まってから皆様の取材にお答えする。民放連会長会見を閉めて、フジテレビの役員としてお答えします」と民放連会長としての会見内での回答は控えた。

 多数の企業がフジテレビでのCMを取りやめていることについて、民放連会長の立場から「この事案によって、フジテレビは局のあり方自体が問われている。視聴者や各ステークホルダーから厳しく批判されている。結果的に民放全体への不信感を招いている事態と認識しています」と深刻な表情で語った。「信頼回復のための取り組みを進めることを期待しています。民放連の立場としてはフジテレビの迅速な対応を求めたいと思っています」とした。

 中居を巡っては昨年12月末に女性との間に起きたトラブルを高額な示談金で解決していたことが発覚。騒動となり、各局がレギュラー番組の終了や休止を発表。22日にフジテレビの「だれかtoなかい」(日曜後9・00)の終了が発表されたことで、騒動前に6本あったテレビとラジオのレギュラー番組が消滅した。

 社員の関与が報じられているフジテレビの港浩一社長は17日に会見を緊急開催。一連の騒動を謝罪し、トラブルを2023年6月の発生直後に「認識していた」ことを明らかにした。今後は新たに設置する第三者の弁護士を中心とする「調査委員会」に調査を委ねるとした。一部では女子アナ“上納”飲み会と報じられているが、「懇親の場を持つことはある。でも、週刊誌報道にあるような性的接触があるとかそういったことは全くないと私は信じております」と話した。

 中居はこの日に芸能界引退を発表。「全責任は私個人にあります」とし、「これだけたくさんの方々にご迷惑をおかけし、損失を被らせてしまったことに申し訳ない思いでなりません。そして、改めて、相手さまに対しても心より謝罪申し上げます」と謝罪した。「関係者各位の皆さま、ご迷惑をおかけしました。重ねて、お詫び申し上げます。大変、大変申し訳ございません」と記した。

 遠藤氏は、フジテレビの元社長。現在は同局の副会長を務めている。

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