河西邦剛弁護士 引退表明の中居正広、今後の調査への対応は「もう芸能活動引退されるとなったら…」

東京・赤坂のTBS社屋

　レイ法律事務所の河西邦剛弁護士が23日、コメンテーターを務めるTBS「ひるおび」（月～金曜前10・25）に出演。女性トラブル騒動の渦中にあるタレントの中居正広（52）が芸能界引退を発表したことに私見を述べた。

　中居はこの日、自身のファンクラブサイトで芸能界引退を発表。その後、20年に立ち上げた会社「のんびりなかい」公式サイトでも引退を報告した。ファンクラブの会員サイトでは「少しでもお先にご報告」と題し、「私、中居正広は本日をもって芸能活動を引退します」と記し、「ヅラの皆さん　一度でも、会いたかった　会えなかった　会わなきゃだめだった　こんなお別れで、本当に、本当に、ごめんなさい。さようなら…。2025年1月23日　中居正広」とつづった。

　河西氏は、中居の今後について「（フジテレビの）第三者委員会が設立されそうだと。第三者委員会としては、まさに中居さんのトラブルなので、中居さんに対して事実確認をしていくと。それに対して中居さんとしては“もう答えません”ないしは“守秘義務があるから答えません”ということが言えてしまうところがある」とした。

　そして、「もし仮に芸能活動を続けていく意思がありますよという引退前であれば、世の中がどう判断するかになってきますから、第三者委員会の調査についても積極的に、これは業界の問題でもあるので、また局の関係者もかかわっているので将来のためにも協力しますというスタンスで世の中の納得を得ていくというのがあったと思います。ただその動機部分が、もう芸能活動引退されるとなったら、そこは自分にとっては関係ないという部分なので、調査については」と指摘。

　そのうえで、「なので応じませんということはあり得るかとは思いますね。今回の発表の中でも、まさにきょう臨時取締会が開かれて第三者委員会で調査が始まるというのが分かってらっしゃると思う」と言い、「それに対して今回の中居さんのコメントにおいては言及はなくて、例えば今のトラブルについてどう解明するとか、第三者委員会に協力しますとか、そういったコメントはないというところかなと思いますね」と自身の見解を述べた。

　中居をめぐっては昨年12月末に女性との間に起きたトラブルを高額な示談金で解決していたことが発覚。騒動となり、各局がレギュラー番組の終了や休止を発表。22日にフジテレビの「だれかtoなかい」（日曜後9・00）の終了が発表されたことで、騒動前に6本あったテレビとラジオのレギュラー番組が消滅した。

　一連の騒動をめぐっては、フジテレビ社員が関与していたとの報道などを背景に、企業の間にCM対応を見直す動きが広がっている。