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フジ副会長 長期的な調査でダメージ予想も最優先は「信頼を再獲得すること」

スポニチアネックス / 2025年1月23日 20時10分

日本民間放送連盟 遠藤龍之介会長(撮影・小渕 日向子)

 日本民間放送連盟(民放連、遠藤龍之介会長)は23日、都内で定例会見を開催。会見後にフジテレビの副会長として、タレント中居正広(52)の女性トラブルにフジテレビ幹部社員が関与したとの報道をめぐる一連の騒動に言及した。

 23年6月初旬のトラブル発生直後、同局は事態を把握しながらも中居の起用を継続。17日に行われた会見で同局・港浩一社長は第三者が入った調査委員会を立ち上げることを発表していたが、不透明な調査になるのではと疑問視する声も上がっていた。

 今後、客観的に信頼性のある調査の必要性を問われ、「はい」とうなずいた遠藤氏。調査委員会による調査は長期的なものになると予想されているが、「今大事にすべきことは、ダメージが広がる事よりも、信頼を再獲得すること。多少時間がかかったとしても、そちらを選択しなくてはいけないと思います」とした。

 同トラブルについて同局内で把握していたのはごく一部のみ。その理由について「それなりの理由があった」と予想。「被害女性とする方の声や身体をケアしていくということ。そこが、どれだけ正当性があったかというのが、大きな争点のひとつだと思います」と慎重に言葉を紡いだ。

 中居はこの日に芸能界引退を発表。「全責任は私個人にあります」とし、「これだけたくさんの方々にご迷惑をおかけし、損失を被らせてしまったことに申し訳ない思いでなりません。そして、改めて、相手さまに対しても心より謝罪申し上げます」と謝罪した。「関係者各位の皆さま、ご迷惑をおかけしました。重ねて、お詫び申し上げます。大変、大変申し訳ございません」と記した。

 遠藤氏は、フジテレビの元社長。現在は同局の副会長を務めている。

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